口内炎で痛い目にあった人、けっこういるはず。先日も、一気に8コも口内炎ができてしまった同僚が、パイナップルを食べて悶絶していたのを目撃したばかり・・・。実に悲惨な光景だった。一度できてしまうと、しばらくは苦しむことになる口内炎。これって一体なんなのでしょう? 「口内炎? できたら潰すに決まってるじゃないですか」なんて人もたまにいるけど、口の中のニキビなの!? そもそもどうしてできるんだ??

 「はっきりした原因は未だにわかっていないんですよ。寝不足・肉体疲労時、体調不良、ストレスがたまっているときや食べ過ぎのときに、口内炎ができる人が多いですよね」(都内で開業している某歯科医師)

 口内炎と一口にいっても、その種類はひとつだけじゃないのだとか。ウイルス性、アレルギー性、ニコチン性(タバコの吸いすぎでも発症するんだ!)、カビ性・・・など、いろいろ種類があるのだが、圧倒的に多いのは「アフタ性」というものなんだって。

 「口の中の粘膜に、白っぽい潰瘍ができるタイプです。できたことあるでしょ? 誤って歯で粘膜を噛んでしまった後にできる口内炎も、アフタ性です。ふつうは10〜14日程度で完治しますが、くせになって何度も再発することもあるんですよ」(同)

 切りキズなどだったら、キズがふさがってしまえばそんなに痛くないけど、口内炎はある程度症状が落ち着くまで、とにかく痛い! しかも完治するのに1週間以上もかかるし・・・。先生、何か特効薬ってないの?

 「残念ながら、口内炎を治す特効薬は存在しません。できてしまったら自然治癒するのを待つか、歯科医院で塗り薬を処方してもらってください。うがい薬で適度にうがいをして、口の中を清潔にしておくのもいいですね、ちょっとしみるけど。それと潰すのは止めてください。再発の原因になります」(同)

 ニキビと一緒で、つぶさないほうがいいのね・・・。塗り薬は、「アフタゾロン」と「ケナログ」とい薬が主流みたい。ちなみに両方とも合成副腎皮質ホルモン剤(つまりステロイド)なので、塗りすぎには注意しましょう。(遠藤麻衣/verb)

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