今季の酒井は公式戦31試合に出場し、マルセイユでの地位を確固たるものにしている photo/Getty Images

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リーグ・アンのマルセイユに所属する日本代表DF酒井宏樹。彼は現在、クラブとの契約延長交渉を進めているとされる。今やフランス屈指のサイドバックとなった彼だが、これからも愛するマルセイユの街で活躍を続けたいと願っているようだ。

酒井はフランス『Canal+』のテレビ番組『J+1』に出演。その際、自身の将来について問われた彼は次のように回答した。

「サッカー選手なので自分の将来のことはわからないですけど、現時点で僕はここにいて幸せですし、本当のサッカーを知ることができました。だからここにはすごく感謝していますね」

今後もマルセイユでプレイしたいとの意思を示している。酒井は今季公式戦31試合に出場。リュディ・ガルシア監督の信頼を完全に勝ち取ったと言っていいだろう。このサムライはマルセイユ加入以降、本職ではない左サイドバックという新境地を開拓。そのユーティリティ性もあって、もはやフランスの名門クラブにとって必要不可欠な存在だ。

酒井は誠実な人柄もあり、現地サポーターから最も愛される選手の1人となっている。彼とマルセイユの契約は2021年までとされるが、クラブもそうやすやすとこの日本人を手放しはしないだろう。4月に29歳の誕生日を迎え、選手としての最盛期を迎えつつある酒井。キャリア晩年には古巣の柏レイソルへの復帰希望も明かしている彼だが、まだまだフランスでの旅は続きそうだ。