カップ戦も含めるとすでに11得点を奪っている鎌田。相手DFを翻弄してのゴールに現地サポーターも大歓声をあげる。 (C) STVV

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 12月8日(現地時間)、ベルギー・ジュピラーリーグ第18節が行なわれ、シント=トロイデン(STVV)とスタンダール・リエージュの一戦は1-1の引き分けに終わった。

 リーグ4連勝中の5位STVVが7位のスタンダールをホームに迎えた一戦。冨安健洋は開幕からの連続スタメン(今シーズン全試合フル出場を継続)、鎌田大地も10試合連続の先発出場を果たしたが、遠藤航はベンチ入りするも、出番は訪れなかった。

 ベルギー紙『HLN』は、前半アディショナルタイムに先制ゴールを挙げ、リーグ10点目を達成した鎌田を称賛し、今後のさらなる活躍に期待を寄せた。

「カマダのゴールが止まらない。リーグ戦第18節を終え、現在は10ゴール。1974年にゴールランキングがプロリーグに導入されて以降、STVVにおいて1シーズンに10ゴール以上を奪ったのは10人しかいない。

 カナリアズ(STVVの愛称)の1シーズンの最多得点記録は、2001-2002シーズンにデシレ・ムボナブチャ(Désiré Mbonabucya)がマークした17ゴール。現在のカマダの勢いを持ってすれば、決して届かない数字ではないだろう。

 ちなみに、2009-2010シーズンにロメル・ルカクと得点王の座を争ったイブラヒマ・シディベはクラブ歴代2位の13ゴール。後者の記録にはあと3ゴールと迫っている」

 現時点で、ジュピラーリーグの得点ランキングトップは11得点。鎌田は10得点で2位タイに浮上している。ウインターブレイク前の得点王は十分に射程圏内というところにつけている。

 STVVは5連勝はならなかったが、暫定4位でプレーオフ1圏内(6位まで)をキープ。次節は12月15日、アウェーでロケレンと対戦する。