宮原知子【写真:Getty Images】

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GPシリーズ第1戦で連覇達成、ISUも賛辞「素晴らしいスピンとフットワーク」

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦のスケートアメリカは21日(日本時間22日)、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の宮原知子(関大)が145.85点をマークし、合計219.71点で2連覇を達成した。2位は合計213.90点の坂本花織(シスメックス)が入り、日本勢が1、2位を独占した。見事に優勝した日本のエースに対し、海外から「偉大な強さ」「サトコはファイターだ」と賛辞が上がっている。

 GPシリーズ初戦。期待と緊張が渦巻くリンクで、堂々と舞った。

 宮原はタンゴのリズムに合わせ、ミスのない演技を披露。安定感のあるジャンプは昨季から進化を感じさせた。滑り終えると会心のガッツポーズ。合計219.71点をマークし、見事に大会連覇を達成してみせた。後輩・坂本とのワンツーだから喜びも倍増だ。

 海外も高く評価した。国際スケート連盟(ISU)公式サイトは「コンビネーションがとても良く、素晴らしいスピンとフットワークで145.85点を記録した」とレポートした。

 ルーマニアのフロレンティナ・トーン記者が展開するスケート専門メディア「インサイドスケーティング」公式ツイッターは「サトコ・ミヤハラ、彼女の旅はスケート・アメリカで幕を開けた」と記した上で「サトコはファイターだ」とつづっている。

米名物記者はワンツーに日本勢賛辞「彼女たちは素晴らしい演技を披露した」

 また、フィギュア界に20年以上携っている米国のジャッキー・ウォン記者は「サトコ・ミヤハラによる偉大な強さとこのタンゴの振り付け。彼女は今大会のフリースケーティングで絶対的で十分なものを見せた」とツイッターで賛辞を送った。

 さらに、坂本とのワンツーについて「見てくれ! サトコ・ミヤハラとカオリ・サカモトがスケート・アメリカで1、2位に入った。彼女たちはフリーで素晴らしい演技を披露した」と絶賛した。

 平昌五輪で4位となり、新たな挑戦を始めたシーズン。まずは連覇という最高の結果を手にし、新たな第一歩を踏み出した。GPファイナル、全日本選手権へ。期待が膨らむシーズンとなりそうだ。(THE ANSWER編集部)