5日、日本テレビ「真相報道バンキシャ!」では、放送前日に自宅前で収録した日本ボクシング連盟・山根明終身会長の談話を放送した。

まず、JOCから第三者委員会の設置を求められている件については、「ちゃんとします。吉森専務理事がちゃんとすると思います」と話した山根会長は、成松大介選手の助成金不正流用問題についても「調査したらええねん。そんな罪ない。はっきり山根が指示したと言ってるやん」と声を荒げた。

また、ボクシング関係者による告発が明らかになって以降、同会長は「元暴力団の組長が山根明の過去を暴くって脅迫してきてんねん」と語っていた一方、NNNが元暴力団組長に取材をすると、元組長は山根氏と「50年来の交友」があるとして13日までに辞任するよう迫ったという。回答がなければ、その交友関係を暴露するとしている。

これが事実であれば、山根会長は連盟幹部だった時期に現役の暴力団組長と交際があったことになる。番組スタッフから「理事時代に、その方(元暴力団組長)と交友関係はないんですか?」と訊かれた山根会長は「いや、あったあったあった」とあっさりと肯定。どういう交友関係だったかと訊かれれば、「もの言ってるだけ。(最後に会ったのは)3、4年(前)」と答えた。

さらに「連盟の理事として問題ではないんですか?」と質問を重ねられると、山根会長は「それは問題あるとかないの問題じゃない」と答え、「競技団体によってはそういう付き合いのあるところもいっぱいあるしね。そういう反社会的な人間と組んで悪いことをしているなら別やけど、僕には何の前科もないしきれいなもんね」と持論を展開した。