新型Audi A1 Sportback。(画像:アウディジャパン発表資料より)

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 アウディは、同社の小型乗用車「A1」の新型として、「Audi A1 Sportback」を発表した。

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 Audi A1の登場は2010年であった(日本国内では2011年に発売開始)。当時のアウディにとってはまったく新しいモデルラインナップとしてデビューした。そして8年の歳月を経て、その第2世代の登場というわけである。

 まずはエクステリアから見ていこう。先代のモデルに比べて、56mm全長が長くなり、4.03mとなった。全幅と全高はほとんど変わっていない。ワイドなトレッドと短いオーバーハングによって、軽快感のあるスポーティな外観だ。エンジンのパワフルさを暗示するサイドエアインレットが、フロントグリルのデザインのハイライトとなっている。ボンネットが三分割されているのは、1984年のアイコンモデル、Audi Sport quattroへのオマージュであるという。

 サイドビューにもquattroの面影がある。前傾したワイドなCピラーは今にも走り出しそうな躍動感を感じさせる。ルーフ上のCピラーにまで伸びるコントラストラインは、ダークカラー2種類の中から選択することができる。

 インテリアのデザインも、「スポーティーさ」を打ち出すことにこだわったつくりだ。コンパクトなエアベントノズル、メーターフード、デジタルイントルメントクラスターが乗る者の目を引き付ける。コントロール類とオプションのMMIタッチディスプレイは徹底的にドライバーオリエンテッドであり、その空間はコックピットと呼ぶに値する。

 内部のスペースは先代モデルよりも広くなり、乗員の快適性は向上している。コンパクトなボディにも関わらず、リヤシートには大人にも十分なヘッドルームとレッグルームが確保されている。

 なお、欧州での受注は2018年夏に開始される。発売は秋。ドイツでのベース価格は、2万ユーロ(約256万円)未満になるとのことである。日本での発売時期、価格などについてはまだ未定。