格安SIMを家族全員で使う家庭が増えた! ここまで安く便利になったファミリー向けプラン

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スマートフォンの普及に合わせて、格安SIMの普及も着実に進んでいます。
格安SIMとは、大手携帯電話会社の回線を利用して、独自のブランドにて展開するMVNOサービスとなります。
最大の特徴は、月間の高速通信量を制限することにより、安価なプランを提供できるところにあります。
さらに最近では、
・通話プラン
・スマホ本体セット
なども用意されているため、大手通信会社からのMNPもしやすくなっています。

実は、この格安SIMの普及が進むにつれて、
・家族の携帯電話回線を全て格安SIMに移行する
といったユーザーや家庭も増えてきています。

こうした背景を追い風として、家族でも利用しやすいプランを用意する会社が増えてきています。
家族で格安SIMを利用する場合、
・家族間の通話が割引される
・月の高速通信量を家族でシェアできる
など、家族間での利用が便利になるサービスが提供されています。

今回は、家族向けのプランを用意しているIIJmioを紹介します。

IIJmioでは、SIMカード単体の場合、3種類のSIMカードを用意しています。
・データ通信専用SIM
・SMS機能付きSIM
・音声機能付きSIM(みおふぉん)
の3つがあります。

今回は家族向けの説明のため、「音声機能付きSIM(みおふぉん)」(以下、みおふぉん)を例に説明をします。

みおふぉんの基本プランは、
・データ通信料月額プラン
・みおふぉん月額プラン
この2つの組み合わせになります。

ここでは、3人家族を例にして、プランを計算してみます。

家族利用の場合は、データ通信料プランが、「ファミリーシェアプラン」となります。
「ファミリーシェアプラン」は、
・月額2560円(税抜、以下税抜表示)
・月12GBの高速通信が可能
となります。
また、家族の人数だけSIMカードを発行できます。
・SIMカード1枚で月額700円
となるため、3人家族であれば、月額2100円となります。
SIMカードは、3枚追加まで無料で、4枚目以降は月額400円)となります。
つまり、3人家族でみおふぉんを利用する場合は、月額4660円にて、利用ができることになります。


ファミリーシェアプランの3枚のSIMカードの例(IIJmioをビックカメラブランドで展開しているBIC SIMのパッケージ)


また家族3人で、月12GBの通信量では足りない場合は、大容量オプションが用意されています。
・月20GBで月額3100円
・月30GBで月額5000円
となります。
月20GBを追加した場合、ファミリーシェアの12GBと加えて、月間32GBが高速通信で使えるようになります。
また、大容量オプションは組み合わせが可能で、月20GBと月30GBを組み合わせることもできます。
この場合は、月間62GBが高速通信で使えます。
高速通信容量は、当月に使わなかった分は翌月に繰り越しができます。

通話料は国内通話30秒20円ですが、ファミリーシェアしているSIMカード同士の場合は、
30秒16円と割引になります。
また専用アプリ「みおぉんダイヤル」の使用で50%オフとなり、
家族間を30秒8円まで割引して利用できます。
さらに通話定額オプションもあり、
・誰とでも3分&家族10分かけ放題が月額600円
・誰とでも10分&家族30分かけ放題が月額830円
となります。

IIJmioのファミリーシェアプランが使いやすい理由の1つに、アプリで通信量の管理ができる点があります。

アプリ「IIJmioクーポンスイッチ」は、
・高速通信できる通信量
・月の通信量の残量
など確認することができます。
また、
・各SIMカードの高速通信をオフにする
といったことでもできます。

高速通信をオフにすると、通信速度は200kbpsと遅くなりますが、
メール確認やLINEなどのメッセージなど、日常での連絡などの利用はできます。
例えば、
・家の中では無線LANを中心に利用させる
・小学生の子どもには、外出時は200kbpsで使わせる
・高校生の子どもには、高速通信をオンにして使わせる
といったように、家族の使い方に合わせて、通信速度を変えることで、月の高速通信量を節約することができます。


アプリ「IIJmioクーポンスイッチ」


このようにIIJmioの「ファミリープラン」を利用することで、一台一台を個別に契約するより、大幅に安く利用することができます。

家族でスマートフォンを利用する家庭は、そろそろ格安SIMによる運用もご検討されてはいかがでしょうか。


伊藤浩一