発生状況をバッチリ記録できる法人向けの超高性能ウェアラブルカメラがトランセンドから登場!

東京・お台場にある東京ビッグサイトにて5月9日から5月11日の3日間に渡って13のIT関連展示会が合同で開催された国内最大のIT総合イベント「2018 Japan IT Week 春」(主催:リードエグジビジョンジャパン)がありました。

これまでにいくつかのブースを紹介してきましたが、本記事ではスマートフォン(スマホ)やタブレットの必需品のメモリーカード、パソコン(PC)には必須のパーツとなるHDDやSSDなどを開発・販売しているトランセンドが法人向けに発売したばかりの高い堅牢性と高解像度で長時間の録画が可能なウェアラブルカメラ「DrivePro Body 30」を展示していたので紹介します。

【高精細でタフネスなウェアラブルカメラ DrivePro Body 30】


トランセンド製ウェアラブルカメラのDrivePro Body 30

DrivePro Body 30はトランセンドから法人向けに販売されているウェアラブルカメラで、外付けのケースなどを装着しない状態でのIP67の防水・防塵機能に加え、米軍調達基準である「MIL-STD-810G」準拠の耐衝撃性を備えたタフネスモデルなウェアラブルカメラとなっています。本体価格は6万円前後とのこと。


DrivePro Body 30の前面(左側)および背面(右側)

本体正面側にはメインカメラ、暗所撮影用赤外線LED、電源ボタン、スマップショットボタン(後述)、動画撮影用マイク、動画撮影中を知らせるランプがあります。背面側には製品情報や各認証マークなどが書かれたシールが貼られています。


天面側には充電時やPCと接続した際に転倒する通知ランプにバッテリー残量を表示するランプとストラップホールがあります。底面側には本体のリセットボタンとPC接続用の接続ソケット(3.5mm端子をUSB接続に変換するタイプ)が配置されています。

その他、左側面にはステータスボタン、右側面には補助ボタンがあります(これらのボタンはスマホとのペアリングや撮影時の音声録音のオンオフなどに使用します)。

外形は高さ95.9mm x 横幅52.2mm x 厚さ27.6mmで、本体重量は約130g。本体メモリは64GBで、フル充電の状態から、最大約12時間の動画撮影が可能です。なお、外部メモリーカードスロットは非搭載。バッテリー容量は3120mAhで、本機の動作環境温度は-20℃ 〜 65℃となります。

カメラ機能としてはF値2.0で、Viewing angleは対角130度、フルHD(1920×1080ドット)解像度の30fpsの動画撮影が可能なほか、本体正面についているスナップショットボタンを押すことで、録画中でも写真の撮影が可能です。

イメージセンサーには同社のドライブレコーダーと同じく、スマートフォンやタブレットユーザーにはお馴染みのソニー製イメージセンサー「Exmor(エクスモア)」シリーズを採用しており、鮮明な撮影ができるということです。


ソニー製のイメージセンサー「Exmor」(エクスモア)搭載で鮮明な撮影が可能

ウェアラブルカメラとしては警備員や工場の見回りや救急といったレスキューのスタッフが装着しての利用を想定しており、付属のクリップを使って胸ポケットに固定して使うことができます。


ウェアラブルカメラとして本機の特徴的な機能では暗所撮影にも対応。暗い場所においては自動で赤外線LED撮影モードに変わり、暗所の撮影においても威力を発揮します(赤外線LED撮影時はモノクロ撮影となります)。

ウェアラブルカメラではありますが、高いタフネス性を活かして固定しての定点撮影にも便利で、AndroidおよびiOS向けに配信されているスマホなど向けアプリ「DrivePro Body App」を使うことで、手持ちのスマホなどから各種操作や録画した動画の受け取りなども行うこともできます。

その他にWindows用の管理ソフト「DrivePro Body Toolbox」を使うことで、詳細な録画の設定(録画の開始・終了時間の指定)や動画をPCに移したりも可能だとのこと。


DrivePro Body 30の概要の書かれたポップ

現在は法人向けのみの取り扱いで個人向けには販売されてはいませんが、説明員によると「具体的な日程については未定ではあるが、いずれは一般向けの販売も行う予定です」ということです。

海外ではその強靭性に注目したアウトドア派のユーザーが登山やサイクリングなどに使っているということで、(Amazon.comなどの海外のWeb通販サイトなどでは普通に販売されてはいますが)タフネスモデルのウェアラブルカメラとして一般向けにも期待したいですね!

またトランセンドではSSDやメモリーカードなどのモジュールや今回のウェアラブルカメラと同様に高精細な録画が特徴で高い支持を持つドライブレコーダーなども展示されていました。





記事執筆:河童丸


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