新記録を樹立したバルセロナ【写真:Getty Images】

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バルセロナGKシュテーゲン、自らのパスミスで招いたピンチをスーパーセーブで脱出

 海外サッカーでのGKの“自作自演”スーパーセーブが話題を呼んでいる。スペイン1部、バルセロナのGKテア・シュテーゲンが、自らのミスで招いたピンチで放たれたシュートを、神反応でセーブ。チームはリーグの無敗記録を39に伸ばし、従来の記録を更新した。

 14日のリーグ第32節だ。バルセロナのホーム・カンプノウでのバレンシア戦。シュテーゲン劇場は、1点リードの前半24分だった。自軍の低い位置からMFセルヒオ・ブスケツにパスを繋ごうとしたが、コントロールが乱れバレンシアMFダニエル・パレホにパスカットされた。

 味方DFも目を疑うパスミス。一転してシュテーゲンは大ピンチに陥った。パレホはペナルティエリア内のFWロドリゴ・モレノにパス。モレノはフリーの状態で、素早くシュートを放った。

 自らのミスは自らで取り返す――。至近距離から放たれたシュートに対し、シュテーゲンは素晴らしい反応を見せた。左手一本で弾くと、ボールはバーをかすめて枠の外へ。スーパーセーブに、手をたたくシュテーゲン。一方もらったチャンスを生かしきれなかったモレノは頭を抱え悔しがった。

バルセロナはリーグ39戦無敗で新記録樹立

 ピンチを脱したバルセロナは2-1でバレンシアに勝利。リーグでは開幕32試合25勝7分の無敗で首位をキープし、昨季のソシエダ戦から続く無敗記録を39試合に伸ばした。

 スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」によると、これはソシエダ(1978/79〜1979/80)の記録(38)を更新し、リーグ新記録となった。

 UEFAチャンピオンズリーグでは、準々決勝第2戦でローマに大逆転負けを喫したバルセロナだが、ショックを見事に払しょく。リーガエスパニョーラの首位を独走している。(THE ANSWER編集部)