会場に展示された、「人生ゲーム」50周年ヒストリーディスプレイ

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タカラトミーが1968年から発売している、累計出荷数1500万個の国民的ボードゲーム「人生ゲーム」。今年で発売50周年を迎えることを記念して、さまざまな新商品や新たな施策を発表する“人生ゲーム50周年事業発表会”が、3月15日(木)に実施された。

【写真を見る】パッケージのデザインからも、発売当時の世相やトレンドが見て取れる

「人生ゲーム」とは、ルーレットを回してマス目を進み、就職・結婚や出産、家の購入など、人生のさまざまなイベントを経て億万長者を目指す、大人数で遊べるボードゲームの名称。高度経済成長期の1968年9月に発売され、テレビCMで流れた「人生山あり谷あり〜」のキャッチコピーも話題になった大ヒット商品だ。

ちなみに初代「人生ゲーム」は、1960年にアメリカで発売された「THE GAME OF LIFE」の直訳版に近いもので、1983年に発売した3代目から、日本オリジナルの内容になったという。その後、時代の世相やトレンドを反映させながら、つねに話題性のあるゲームとして進化してき、現在は大きく分けて、ふたつのカテゴリーが同時展開している。

そのカテゴリーとは、従来の「人生ゲーム」のスタンスを継承した“スタンダード版”と、キャラクターコラボレーションやトレンドイベントなどを取り入れた“テーマライン版”の2種類。3月31日(土)に発売される最新作「人生ゲームタイムスリップ」(4298円)で、シリーズ通算61作目となる。

発表会の会場には、これまでに発売された全シリーズのパッケージがずらりと並び、お馴染みのルーレットをイメージしたフラワー装飾や初代「人生ゲーム」の試遊台なども展示。さらに、海外版やコラボ商品、歴代販促物なども展示され、シリーズファンにはたまらない、50周年の歴史を感じさせる催しとなった。(東京ウォーカー(全国版)・ソムタム田井)