日本女子パシュートは五輪レコードで金メダルを獲得【写真:Getty Images】

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団体追い抜きで金! 1大会メダル11個は98年長野大会を超え冬季史上最多に

 平昌五輪は21日、スピードスケート女子チームパシュート(団体追い抜き)が行われ、高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃、菊池彩花の日本チームが決勝でオランダを破り金メダルを獲得。2分53秒89は五輪新記録だった。日本勢今大会11個目となるメダルは、1998年の長野五輪の10個を越え、冬季五輪史上最多となった。

 準決勝では高木美帆、高木菜那、菊池彩花の3選手で臨み、カナダに勝利。決勝では菊池を佐藤綾乃に変更した。序盤、リードを奪うも、中盤でオランダに逆転を許す展開。ラスト1周でリードを奪い返すと、最後は1秒58差をつけた。

 高木美帆は個人種目のスピードスケート1500メートルの銀、同1000メートルの銅に続いて、今大会3つ目のメダル。1大会で金銀銅のメダルコンプリートは冬季史上初。夏季を含めても女子では初めての快挙だ。

 今大会でメダルを獲得した日本人選手は以下の通り。

○金(3)
羽生結弦(フィギュアスケート男子シングル)
小平奈緒(スピードスケート女子500メートル)
高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃、菊池彩花(スピードスケート女子チームパシュート)

○銀(5)
高木美帆(スピードスケート女子1500メートル)
平野歩夢(スノーボード男子ハーフパイプ)
渡部暁斗(ノルディック複合個人ノーマルヒル)
小平奈緒(スピードスケート女子1000メートル)
宇野昌磨(フィギュアスケート男子シングル)

○銅(3)
原大智(フリースタイルスキー男子モーグル)
高梨沙羅(スキージャンプ女子ノーマルヒル)
高木美帆(スピードスケート女子1000メートル)

 記録的なメダルラッシュ。平昌の地で新たな歴史を打ち立てた。(THE ANSWER編集部)