ライン際で囲まれながら“股抜き突破” アルゼンチン代表MFディ・マリアの圧巻スキル

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リヨンに1-2と敗戦も、クラブ公式がディ・マリアの華麗なテクニックを動画で紹介

 フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)は、現地時間21日に行われたリーグ・アン第22節で2位リヨンに1-2と敗れた。

 伝統の「フランス・ダービー」は、3ゴール全てがスーパーゴールというものだったが、そんな一戦でPSGのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが華麗なテクニックを繰り出している。クラブ公式YouTubeチャンネルが、その場面を紹介した。

 試合は開始早々の2分、リヨンがゴールまで約30メートルの位置でFKを得ると、フランス代表MFナビル・フェキルが豪快な一撃を叩き込む。一方、ブラジル代表FWネイマールを負傷で欠くPSGは、前半36分にGKとの接触でフランス代表FWキリアン・ムバッペが途中交代となるアクシデントに見舞われたが、前半アディショナルタイムにフランス代表DFレイヴァン・クルザワが同点ゴール。その後、後半12分にブラジル代表DFダニエウ・アウベスが退場となり数的不利となったPSGは後半アディショナルタイム、リヨンFWメンフィス・デパイに痛恨の決勝弾を叩き込まれた。

 劇的な試合展開で敗れたPSGだが、クラブはディ・マリアの圧巻スキルをクローズアップしている。公開した動画では、左サイドのライン際でボールを受けたディ・マリアが、相手二人に囲まれながらも縦方向にドリブル。すると今度は三人目が表れて前後から挟み撃ちにされる。タッチラインを背にしたディ・マリアは窮地に追いやられるが、ここから打開力を見せつけた。

 軽やかなステップを刻み縦に突破すると見せかけ、まずは前方の相手と距離を取る。その間、後方からもう一人の相手が迫ってきたが、ディ・マリアは素早く上半身を起こして体勢を立て直すと、二人目の股下にボールを通して股抜き。タッチライン際でのピンチを難なく回避する高いスキルを披露した。

 試合には敗れたものの、ディ・マリアの華麗な足技はファンを楽しませたようだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images