これからは「デパ地下」が訪日中国人に新たな人気スポットになるのかもしれない。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本独特の存在である「デパ地下」は海外で高く評価されている。立地が良く便利で、有名店も多く出店しており、食の「天国」とさえ称されているが、中国メディアの今日頭条は19日、日本のデパ地下の魅力を伝える記事を掲載した。

 記事はまず、デパ地下は食の「天国」であり、販売されている商品の数がとびぬけて多く、誰でも欲しいものを必ず見つけることができ、何でも揃う点では、中国でいう「雑貨店」を思い出させると伝えた。では、実際にどんなものが売っているのだろうか。中国人筆者は、日本のデパ地下を訪問した経験から、家族や友人への土産になりそうなものが多く、高級な果物もよく売れていたと紹介。マスクメロンなどは、1万円から2万5000円という高額な値札が付いていたと驚いた様子で伝えた。

 総菜などの価格については、「異常に安い」と紹介。筆者は、たこ焼き、焼き鳥、肉まん、巻き寿司の4品を購入したが、全部でわずか2000円以下だったとその安さを伝えた。ほかにも、デパ地下では天ぷら、とんかつ、コロッケなどの揚げ物類、種類豊富なおにぎり、和牛、刺身、こだわりのおかずもあり「商品が無数にある」と紹介した。

 さらに、日本の料理のみならず、ベトナム、韓国、中国、ドイツ、フランス、米国の食べ物も扱っていると記事は指摘。中国人の筆者が見ても「肉まんがおいしそう」と感じたという。このように、魅力が満載の「デパ地下」が食の「天国」と言われるのも納得だ。日本人の食へのこだわりを感じさせると言ってもいいだろう。これからはデパ地下が訪日中国人に新たな人気スポットになるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)