日本車メーカーは台湾の自動車市場をほぼ独占している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国と台湾は似ているようで、大きな違いも存在する。たとえば日本に対する感情や、日本製品に対する支持度合いは中国と台湾における違いの1つだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、2017年に台湾で販売された新車のうち、約8割が日本車だったと伝え、なぜ台湾人はこれほどまでに日本車を好むのかと疑問を投げかけている。

 記事は、台湾を訪れたことのある中国人ならば「台湾で最も見かけるのは日本車であることを知っている」はずだと伝えつつ、日本車メーカーは台湾の自動車市場をほぼ独占していると主張。さらに、これはデータでも裏付けられているとし、台湾の自動車市場の2017年1ー11月における新車販売台数のうち、日本車は約8割のシェアを獲得したとし、日本車は台湾でなぜここまで支持されているのだろうかと疑問を呈した。

 これに対し、台湾独特の環境が関係しているとし、たとえば台湾は市場規模が大きくないため、中国ほど多くのメーカーが参入していないことを挙げたほか、日本と台湾は経済的に緊密で、台湾人消費者も日本製品を高く評価していることを挙げた。

 続けて、台湾での売れ筋車種を見るだけでも日本車の人気ぶりがわかるとし、同期間中における販売台数1位はカローラで、15.5%のシェアを獲得したと紹介。また、販売台数2位から10位まですべてが日本車だったと伝え、実用性が高い車が評価される台湾において、日本車はほぼ市場を独占しているのだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)