横になっても眠れない? ヘッドローリングで頭を緩める方法

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横になっても眠れない時は、頭をゆるゆるに

一日忙しく過ごして、やっと夜。いざベッドに入って眠ろうとすると、明日の心配を先取りして目が冴えてしまったり、今日言われた気になる言葉を思い出してモヤモヤしたり。眠らなきゃ! と思うほど目が冴えてきて…。横になっても、緊張感が続いていたり、神経が高ぶっていたりして眠れない夜、ありますよね。

そんな時は頭を休ませるために、まず頭頂に刺激を与えましょう。リラックスするために頭に刺激を与えるなんて、ちょっと意外な感じがするかもしれませんが、頭や首、肩の緊張を取り除き、副交感神経を優位にすることができるポーズがあるんです。副交感神経はリラックス時をつかさどり、睡眠、弛緩などをもたらす神経。これで、ぼーっとしてきたら、豊かな眠りが待っています。

【ヘッドローリング】

1:足の親指を重ねないで正座し、両手をヒザの前の床に置く。上体を前に倒して額を床に着ける。

2:ゆっくりとお尻を上げ、少しずつ頭頂部に体重をのせる。

3:違和感がなければ、カカトのほうに少しお尻を戻し、頭をゆっくり動かしながら、いろいろな方向に回す。この動作を繰り返して頭皮をマッサージする。

4:お尻をカカトまで下ろして正座に戻り、体の前に握りこぶしを二つ重ねて、その上に額を置く。ひと息ついてリラックス。

実際やってみると、ちょっと痛いところがあったりしませんか? 頭も凝っているものなのですね。なかなか気持ちのいいポーズです。眠る前に頭の緊張をゆるめれば、ぐっすり眠れそうですね。

 

ライター:幸雅子
出典:『ヨガのポーズが丸ごとわかる本』/「体と心を癒して本当の健康を得る」