乗客は怒りのツイート(画像は『The Sun 2017年11月20日付「‘10 HOURS OF HELL’ British Airways Las Vegas flight BUZZES for an entire journey from London」(Twitter: Shona2607)』のスクリーンショット)

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ロングフライトにおいて、眠らない乗客は機内エンターテインメントの音楽を聴いたり映画を観たりしながら、飽きないよう自分なりに工夫するもの。飛行機の放つキーンという騒音もこれにより苦にならなくなる。しかし「それがままならないどころか眠ることもできず、非常に不快だった」として、ブリティッシュ・エアウェイズのあるフライトを利用した乗客がSNSに激しい怒りをぶつけている。機内でいったい何が起きたのであろうか。

問題が起きたのは、先月26日にロンドンのヒースロー空港を飛び立って米ラスベガスに向かったブリティッシュ・エアウェイズ(以下BA)の長距離フライト。機内アナウンスのシステムに予期せぬ異常が発生し、乗客は断続的かつ不快な異音にひたすら我慢させられた。機内エンターテインメントを楽しもうにも15分おきにそれを遮られ、5分間ほどの異音を聞かされる。これが10時間も続いたそうだ。

「ジジジジジ…」「ビリビリビリ…」「ブブブ〜ン」―乗客によって感じ方はまちまちのようだが、総じて言えるのは非常に不快な音であるということ。『The Sun』はある乗客がTwitterに投稿した動画を紹介しており、確認すると音は眠っている時に耳の真横で蚊が飛んでいるような不快なもので、パワフルな電気シェーバーでヒゲを剃っている音のようでもある。おまけに『Mirror』は酸素マスクが下りてきて、乗客が青ざめたことも伝えている。

苦痛を訴える乗客には客室乗務員がノイズキャンセリング・タイプのヘッドフォンを提供するなどして対応したが、最終的にはBAからお詫びの印として3,000円弱のバウチャー券が配られただけ。乗客は「耐え難い10時間だった」「まさに地獄のフライト」「BAはどケチ」などとSNSで怒りを炸裂させている。メディアの取材に、BAの広報担当者は「一時的な異常が発生した機内アナウンスについて、問題はその後すみやかに解決されました。少しのお客様にご迷惑をおかけしたことをお詫びします」と答えたという。

画像は『The Sun 2017年11月20日付「‘10 HOURS OF HELL’ British Airways Las Vegas flight BUZZES for an entire journey from London」(Twitter: Shona2607)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)