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もくじ

ー天気予報 クルマにお任せ?
ーシステムの仕組みは?
ーマツダのi-ACTIV AWD、追い抜くか

天気予報 クルマにお任せ?

ジャガー・ランドローバー(JLR)は、クルマが気象変化を予想して、走行の準備をする予測システムを開発している。


世界知的所有権機関(WIPO)に申請されたパテント情報によると、このシステムは、
・車室内の気温
・ドライブトレインのセッティング
・トラクションコントロールの設定
を予想された天候に応じて、調整するという。
 

システムの仕組みは?


システムが評価するのは、
・気温
・気圧
・湿度
・明るさ
・GPSの位置情報
・気象予報データ
といったパラメーターだ。


そして、システムが得た情報は、1台だけにとどまらず、中継サーバーを介して複数台に共有されるという。
 

マツダのi-ACTIV AWD、追い抜くか

この分野では、マツダが現在の気象状況を把握し、トラクションのセッティングを調整するシステム(i-ACTIV AWD)を実用化している。しかしJLRのシステムでは、さらに気象の予測にまで範囲が広げられる。これにより、効率性と安全性を高めるのが同社の狙いだ。


具体的な導入時期は明らかになっていないが、パテントの情報から察するに、JLRが電動化/自動運転機能を普及させるタイミングと重なるようだ。なお同社は、2020年までに、全ラインナップに電動化モデルを用意すると発表している。