新生児を「この悪魔たち」と呼ぶ看護師たち(画像は『CBS47/FOX30 2017年9月19日付「Employee accused of mishandling babies at Jacksonville hospital: ‘Sorry for offending’」』のスクリーンショット)

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米フロリダ州のある大病院・産科で看護師2名によるとんだ悪ふざけが発覚した。被害に遭ったのは産まれたばかりの新生児で、彼女たちがやったことは職場の秩序を乱し、何より新生児虐待にあたる。職員の勤務態度に対する監督がおろそかな病院では日常的にそのようなことが行われている可能性があるとして、多くの母親たちが不安を訴えているようだ。

問題の動画が撮影されたのは、米海軍がフロリダ州ジャクソンビルに所有する「Naval Hospital Jacksonville」という大きな病院。ラッパー・50セントの楽曲『In Da Club』がかかっている産科の新生児観察室で、1名の看護師が誕生して間もない赤ちゃんの体をその曲に合わせてゆすり、踊らせている。また撮影者とみられる1名は生後間もない新生児に向かって左手の中指を立て、「この子はミニ・サタン」と表現。そうした写真がFacebookにアップされ、あっという間に拡散してしまった。

その様子は病院職員の目にも留まり、院長から新生児の両親に対し「看護師2名が解雇となりました。プロでありながら許し難い恥ずべき行為。まったく容認できません」といった内容の謝罪があったが、信頼していた看護師たちの衝撃の裏切り行為に、この病院で出産した母親たちの間では怒りとショックが広がっている。

また赤ちゃんの写真を無断でSNSなどに掲載すること自体、患者の個人情報についてプライバシーとセキュリティを確保する『HIPAA法(Health Insurance Portability and Accountability Act of 1996)』に違反する行為である。そのことは彼女たちも十分認識していたはずだが、地元メディアの取材を受けても「私たち愚かだし退屈していたのよ。気に障ったなら謝るわ」と開き直っている。赤ちゃんの両親も激怒しており、この2名に対する起訴は免れないとの見方が優勢であるようだ。

画像は『CBS47/FOX30 2017年9月19日付「Employee accused of mishandling babies at Jacksonville hospital: ‘Sorry for offending’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)