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 ブルゾンちえみ(27)が『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演し、今年マラソンランナーを務めた『24時間テレビ』(同)でのエピソードを披露して話題になっている。

 肉体的な疲労も心配されたブルゾンだが、意外にも「次の日からスタスタ歩いていた」と語るなど疲労感は少なかったようだ。しかし、一方で、応援に来たwith Bに対してはどっと疲れがでたという。

 ブルゾンは「2人から『お疲れ様でした』の一言もない」と不満を吐露。その後、with Bがスタジオに姿を現し、2人が釈明するも的を得ず、ブルゾンの怒りは収まらない様子だった。いつになくwith Bの2人にもスポットが当たった一幕となったが、早くも解散危機を迎えたようである。

「35億」の名ゼリフでブレイクした当初から、“一発屋”と囁かれることも多かったブルゾンだが、ドラマ『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)や、NTTドコモのCM出演も決まるなど、その話題性から現在は各所に引っ張りだこの状態だ。それに加えて今回のマラソン効果で、芸能人生はかなり延命したとみている関係者は多い。

「ブルゾンの人気は若い女性からの好感度の高さが売りということもあって、今後はCM出演も増えてきそうです。マラソン時に使用していたアイライナーが、90キロ走っても崩れなかったと話題になり、24時間テレビ後にバカ売れしているようです。そんなブルゾン効果に目を付けた企業が、続々と出演のオファーを検討している。特にマラソンブームのさらなる火付けを期待して、スポーツメーカーからの声も多いとか」(芸能関係者)

 バラエティだけでなく、CM出演が急増ともなれば、テレビで見ない日はなくなりそうである。既に、今年の流行語大賞に内定との声もあり、ブルゾン現象はまだまだ続きそうだ。

■ポンコツぶりを露呈のwith B

 すっかり一人歩きしている“ブルゾン現象”の影で不安視されるのは、そのポンコツぶりがブルゾンからもすっかり呆れられているwith Bの2人だ。このままいけば、ブルゾン一人でも余裕で稼ぎ出してしまうことから、いずれ2人が必要なくなってしまう可能性も高い。『行列』でみせた本気の説教も、そういった背景から来ているのだろう。

「ブルゾンが『行列』でwith Bに対して不満があるとしたのは、彼らに焦点を当てる作戦のようで、ブルゾンのソロ仕事が増えても2人が生き残れるようにとの配慮とも言われています。徳田浩至(29)は『スポーツ男子頂上決戦』に出演が決まるなど、ブルゾン効果で少しずつ需要が高まっているのは事実ですが、トーク力はまだまだとあって、単体では使えないと語る関係者が圧倒的のようですね」(前出・芸能関係者)

 バラエティでもwith Bが喋るシーンは着実に増えているのだが、微妙な空気を醸し出すだけに終わっている。ブルゾンが独り立ちしてしまう前に、with Bが実力で仕事を勝ち取れる日は来るのだろうか。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。