今シーズンは早くも公式戦で4ゴールを決めるなど好調をキープしている岡崎。地元メディアからも「痛快だ」と称されたそのパフォーマンスはリバプールとのリマッチで披露できるか? (C) Getty Images

写真拡大

 レスターは現地時間9月19日に行なわれたカラバオ・カップ(リーグカップ)3回戦で、リバプールに2-0と完勝した。それからわずか4日後、彼らは再びレッズと相対する。
 
 今シーズンのレスターは、プレミアリーグにおいて1勝1分け3敗で15位とお世辞にも好調とは言い切れない。そんななか本拠地で迎えるリバプール戦(6節)に勝利できれば、浮上の兆しも見えてくるだろう。
 
 しかし、そんなレスターに見逃せないニュースが舞い込んできている。今シーズンのプレミアリーグ5試合で4ゴールを上げていた主砲、ジェイミー・ヴァーディーの怪我の状態が芳しくないというのだ。
 
 ヴァーディーは9月16日のハダースフィールド戦(プレミア5節)で股関節を痛め、カラバオ・カップ3回戦を欠場。今週中にチームトレーニングを再開する予定だったが、いまだ治療を受けている段階にあるという。
 
 地元紙『Leicester Mercury』は、「指揮官のシェイクスピアは、ヴァーディーが怪我を振り払ってリバプール戦に出てくれることを望んでいる」としながら、「まだクラブハウスで治療を受ける段階にあり、トレーニングができずにいる」と出場の可能性が薄いと見立てている。
 
 ヴァーディーが欠場となれば、気になるのはその代役を誰が務めるのかだ。現地メディアでは様々な憶測がされているが、日本代表FW岡崎慎司の名前が躍っている。
 
 プレミアではここ2試合連続でスタメン落ちしている岡崎だが、カラバオ・カップでのリバプール戦では53分から出場して65分に先制ゴールを決め、さらにスリマニの得点をアシスト。公式戦は7試合で4得点を記録している。今週末のリバプールとのリマッチでは、ヴァーディーの代役として先発する可能性が高そうだ。
 
 さらにチームメイトも、岡崎に対する期待を口にしている。英紙『The Sun Daily』の取材に応じたマーク・オルブライトンは、「ヴァーディーが間に合うかは分からない…」と前置きをしたうえで、「けど、シンジは常に準備できているし、グレートなプレーヤーだよ」と語った。
 
 主砲ヴァーディーの欠場が叫ばれるなか、大きな期待を寄せられている岡崎は、それに応えることができるのか? チームの浮沈が懸かったリバプールとの再戦は、日本代表FWにとっても真価が問われる一戦となりそうだ。