G・ジェズスとのコンビネーションも洗練され、相手DFの脅威となっているアグエロ。その勢いはどこまで続くのだろうか? (C) Getty Images

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 現地時間9月16日、マンチェスター・シティセルヒオ・アグエロは、プレミアリーグ第5節のワトフォード戦でハットトリックをマークし、チームを6-0の大勝に導いた。偉大なクラブ記録の更新に迫るエースに、指揮官のジョゼップ・グアルディオラも「レジェンド」と賛辞を寄せている。
 
 27分にセットプレーから先制点を挙げたアグエロは、31分にも追加点を奪うと、その6分後にはガブリエウ・ジェズスのゴールをアシスト。後半も81分に三度ネットを揺らし、3得点・1アシストの大活躍でチームの3連勝に貢献した。さらに公式戦でも6戦・6得点と絶好調だ。
 
 英国メディア『BBC』によると、アグエロはマンチェスター・Cで175ゴールをマークし、エリック・ブルック氏の持つクラブレコードにあと2ゴールと迫っている。1928年から40年まで在籍し、494試合に出場したブルック氏に対し、2011年に加入したアグエロは259試合で、約半分の出場試合で偉大な記録に並ぼうとしている。
 
 試合後、グアルディオラは、「すぐに(記録が)更新されるといいね」とアグエロを絶賛した。
 
「アグエロはレジェンドだ。このクラブの歴史の一部だよ。数字が物語っている。彼は素晴らしいよ」
 
 アグエロはプレミアリーグで通算127ゴールとなり、ロビー・キーンやニコラ・アネルカといった選手たちを抜き、ジミー・フロイド・ハッセルバインクの記録にも並んだ。リーグ最多得点記録を持つアラン・シアラー氏は、「今シーズンのアグエロがシーズン30得点をあげるのも可能ではないか」と称賛した。
 
 最後にプレミアリーグでシーズン30ゴール以上をマークしたのは、2013-14シーズンにリバプールでプレーしていたルイス・スアレス(現バルセロナ)。2年連続得点王のハリー・ケイン(トッテナム)も、昨シーズンは29ゴールと一歩及ばなかった。はたして、絶好調のアグエロは4年ぶりに大台を突破することができるだろうか。