キューバの首都ハバナにある米国大使館の前に掲げられたキューバ国旗(2016年11月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】キューバでここ数か月、外交官らを狙った謎の「音響攻撃」によりカナダの外交官らとその家族の少なくとも計5人に被害が出ていると、公営カナダ放送協会(CBC)が15日報じた。

 一連の事件が明らかになったのは今年8月初め。カナダおよび米国当局が、キューバの首都ハバナ(Havana)に駐在している自国の外交官らが突然、難聴や激しい頭痛、吐き気を訴える事例が相次いだため、調査を開始したことがきっかけだった。

 この時点でカナダ政府は、自国の外交官1人が治療を受けていることを認めていた。一方、米国務省は、一連の「事件」に巻き込まれた米国人は16人に上ることを発表した。攻撃が始まったのは2016年とみられる。

 カナダの外交官とその家族少なくとも5人が攻撃を受けたことを報じたCBCによれば、このうち数人は入院治療が必要だったものの、すでに全員が初期症状は治まっているという。

 外交官らは、攻撃を受けた際は大きな研削音や何かが鳴っている音が聞こえたり、体内に振動を感じたりしたと報告している。

 カナダ当局は、キューバ当局が事件に関与しているとはみておらず、調査には協力してくれていると述べている。米国はキューバと長年敵対していたが、カナダはおおむね友好関係を保っている。
【翻訳編集】AFPBB News