ドリンクというカテゴリのなかでも安定した人気を誇る炭酸飲料。夏場の水分補給には刺激が強いコカコーラや三ツ矢サイダーなどの「強炭酸」が好まれる傾向にありますが、暑さも和らいだこれからの季節は刺激を抑えた分だけ香りや味わいが楽しめる「微炭酸」のニーズが高まってきます。

 

そこで筆者が注目したのは、サントリーが販売している人気炭酸飲料「オランジーナ」。オレンジを使った炭酸飲料として登場した人気シリーズですが、最近ではオレンジらしからぬ派生商品もいくつか登場しています。そこで本稿では、既存商品と最新の「オランジーナ フレンチスパークリング」を飲み比べ。比較しながら味を徹底チェックしていきます!

 

フレンチスパークリングは皮の鮮烈な香りがイイ!

フランスの国民的炭酸飲料「オランジーナ」の派生商品は、これまでもたくさん出てきました。いまも「ハニーレモンジーナ」と「オランジーナ プルミエルージュ」が発売されていますが、今回のフレンチスパークリングは大きな特徴があります。それは透明なスパークリングフレーバーウォーターということ。

↑「オランジーナ」(140円)と、「オランジーナ フレンチスパークリング」(124円)

 

オランジーナのロゴはほぼそのまま踏襲されていますが、フレンチスパークリングは黒を差し色に使ったシックめのデザイン。これは液色がクリアであることを含め、微糖炭酸水であることのアプローチなのかもしれません。またボトルの形も少しだけ違っていて、フレンチスパークリングはくびれがなく、ボトルの表面形状にオレンジの皮をむいたようなエンボス加工が施されています。そして、若干背が高め。じっくり観察してみると、たくさんの発見があって面白いですね!

 

裏面ラベルを比較すると、ここにも違いを発見できます。オランジーナはオレンジをベースにレモン、マンダリンオレンジ、グレープフルーツをブレンドした果実炭酸であるのに対し、フレンチスパークリングはオレンジとレモンの果汁などを加えた炭酸水。意外なところでは食塩やミントエキスなども入っており、夏バテ対策や爽快感アップを演出していることがわかります。

 

あらためて定番のオランジーナをチェック。こうしてじっくり飲んでみると、柑橘系の甘酸っぱい爽やかさがありながらも果実味が豊かで甘すぎず、炭酸も優しい刺激で老若男女だれでも飲みやすい! 非常に完成度が高いということがわかります。

 

そしてフレンチスパークリング。炭酸はスタンダードのオランジーナよりも若干強めな印象で、フレッシュなキレがあります。特徴的なのが、オレンジの皮をむいたときのような鮮烈な香り。これはいままでのフレーバーウォーターにはない魅力で、ほんのりとした甘さと相まって新感覚です。

 

フレンチスパークリングは、甘さも炭酸の強さも絶妙。甘味の強い炭酸飲料は控えたいけど、無糖炭酸水では物足りないという人には特にオススメです。コンビニなどで見かけたら、ぜひゴクゴクしてみてはいかがでしょう!