新型スバルXVのデザインの前に、スバルのデザイン戦略について触れたいと思います。スバルではユーザーの人生が豊かになる「ライフスタイルデザイン」と、長く使いたくなる「ロングライフデザイン」の2つの価値軸をデザインポリシーとして設定しています。

「ライフスタイルデザイン」とは、見て、触れて、乗りこんで、走って、使って、その都度ワクワクできるデザインのことで、キーワードは「ファン・アドベンチャー」。また「ロングライフデザイン」とは、長くパートナーとして使ってもらえるような、本質や普遍性に少し流行を少しかぶせたデザインで、「不易と流行」という言葉で表現しています。

何やら抽象的な話ですが、クルマのデザインは人が創造しますから、こういうポリシーが精神的支柱となって現実の造形に大きく反映されてきます。そしてスバルでは、この2つの価値軸を実現する方法として、デザインフィロソフィーに「ダイナミック×ソリッド」を掲げ、車種によって割合をかえることで「スバルらしさ」と「車種らしさ」を両立しているのです。

XVの「ダイナミック×ソリッド」の割合について見てみると、先代が「6:4」だったところを、新型XVでは「7:3」に変更して、デザインをダイナミックな方向へ振ってきました。

更にスバルでは、個性を明快に表現するために、車種毎のデザインテーマを設定しています。新型XVでは、先代に引き続いて「スポカジ(スポーティカジュアル)」を継承。ポイントは「.織&ラギッドなバンパーやクラッヂング」「⊆峭發鮠紊欧涜膰径タイヤを履かせたスタンス」「ユニークなホイールとボディカラー」の3つ。デザイン陣は、これらXVらしさを「3種の神器」と呼んで、更に磨きをかけてきました。

特に3つ目のカラーリングでは、メタリックやパール全盛の中、XVはソリッドカラーにこだわってきました。先代では「デザートカーキ」の評価が高かったことから、新型では新色の「クールグレーカーキ」と「サンシャインオレンジ」をラインナップ。一見パステル調のソリッドカラーが、SUVのXVらしさを一層強調するから不思議で、XVの強い個性となっています。

(星崎 俊浩)

【関連リンク】

第551弾スバルXVのすべて(より深く知りたい方はこちらがオススメ)
http://3a.as-books.jp/books/info.php?no=NMS20170426

スバルのデザインポリシーを表現する新型XVの「3種の神器」とは?(http://clicccar.com/2017/09/12/509299/)