セカオワSaoriが“とあるバンド”描く初小説

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SEKAINO OWARIのSaoriこと藤崎彩織(31歳))が10月28日、初の小説「ふたご」を文藝春秋より発売することがわかった。

「ふたご」は、構想から5年以上もの月日をかけてつづられた、とあるバンドの結成前夜を描く、瑞々しい青春小説。

いつも一人ぼっちでピアノだけが友達だった中学生の夏子と、不良っぽく見えるけれども人一倍感受性の強い、高校生の月島。彼は自分たちのことを「ふたごのようだと思っている」と言うが、いつも滅茶苦茶な行動で夏子を困惑させ、夏子の友達と恋愛関係になり、夏子を苦しめる。それでも月島に惹かれる夏子は、誘われるままにバンドに入り、彼の仲間と共同生活を行うことになるのだが……というストーリーだ。

自分ひとりでは何もできなかった少女が少年に導かれるままに成長し、自らの力で居場所を見つけようとする姿を描いた。

藤崎はSEKAI NO OWARIでピアノ演奏とライブ演出を担当。研ぎ澄まされた感性を最大限に生かした演奏はデビュー以来絶大な支持を得ている。雑誌「文學界」でエッセイ「読書間奏文」を連載しており、その文筆活動にも注目が集まっている。

なお、9月5日12時から、特設サイト(http://www.bunshun.co.jp/bunko/fair2017)にて、「ふたご」序章の手書き原稿を公開する予定だ。