奥原希望

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英国のグラスゴーで行われたバドミントン世界選手権最終日で日本の奥原希望がインドのシンドゥ・プサルラとの決勝戦を制し、シングルスで日本人初の金メダルを獲得した。決勝は1時間50分の長丁場となり、第2ゲームの最後は73回ものラリーが繰り広げられた。

すると28日、テレビ朝日「報道ステーション」では、現地で収録された奥原のインタビューを放送した。

まずは73回のラリーについて「なっが」と笑顔を見せた奥原。死闘を制すターニングポイントとなったプレーでもあったようで、「あの一歩を出した時、(ラリーの)最後。ハム(ハムストリング)がぷるるんみたいな感じでいって。ここまで追い込めている試合ってなかなかないので、もう行けるところまで行こうかなと思ったら楽しくなった」と振り返った。

だが、過去には度重なるケガにより、その都度選手生命を脅かされてきた奥原。「(ケガするたびに)強くなった」と力強く語ると、「オリンピックがまず一つ大きな経験となって、またそこからメダリストという立場で、そんなに簡単に色んなことを捨てれない。覚悟を持たないといけない立場ですごく苦しかったんですけど、こんなにタフな試合を連続して戦い切れるというのは、戦術とかよりも体とメンタルが強くなったんじゃないか」と自己分析した。

それでも、「自分のパフォーマンスは全然納得いってないですし、ホントまだまだ」という奥原は、東京五輪に繋がる今後について「自分はまだ世界ランキング1位になったことがない。勝つのが当たり前、負けたら騒がれる。そういった選手になりたい」と壮大な目標を口にした。