「とりチャーシュー」 レタスクラブニュースより/プロ料理家:市瀬悦子 撮影:竹内章雄

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ラーメンやどんぶりの具として大活躍するチャーシュー。自分で作っておけば、定番の作り置きおかずとして使えるので便利です。今回はお酒のあてやお弁当のおかずにもぴったりの、とり肉で作るチャーシューをご紹介。常備菜のレパートリーを増やしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

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■ 【とりチャーシュー】(669Kcal、塩分3.2g)

<材料・作りやすい分量・2本分>

とりもも肉 大2枚(約600g)、にんにくの半割り 1片分、しょうがの薄切り 1かけ分、たれ(酒、しょうゆ 各大さじ2、はちみつ、砂糖 各大さじ1)、塩、サラダ油

<作り方>

1. とり肉は厚い部分に切り目を入れて開き、厚みを均一にする。皮目を下にして横長になるように置いて塩小さじ1/3をふり、手前から巻く。たこ糸で肉の端をひと巻きして結び、さらに1.5cm間隔で巻きつける。最後は結ばずに端を巻きつけた糸に入れ込む。

2. バットにたれを入れ、とり肉を入れて全体にからめる。フライパンに油小さじ1を弱めの中火で熱し、とり肉の巻き終わりを下にして入れる(バットに残ったたれはとりおく)。動かさずに約2分焼き、巻き終わりが焼き固まったら、時々転がしながら全体にこんがりと焼き色がつくまで焼き、余分な脂をペーパータオルで拭く。

3. 残ったたれ、水1と1/4カップ、にんにく、しょうがを加える。煮立ったらふたをし、弱めの中火で約7分蒸し煮にする。上下を返し、ふたをせずに約6分煮る。強めの中火にし、たれに軽くとろみがつき、照りが出るまで肉をたれにからめながら4〜5分煮詰める。にんにく、しょうがを除き、たれごと保存容器に移す。ラップをかけてさます。

※そのまま食べる場合は、たこ糸をはずして食べやすい厚さの輪切りにし、器に盛る。たれ適量をかけ、好みでしらがねぎを添えて七味とうがらしをふっても。

肉にこんがりと焼き目をつけて、こうばしさを引き立たせて。たれにとろみがつくまでじっくり煮詰めて、照りよく仕上げましょう。ラップをはずしてふたをすれば、冷蔵庫で5〜6日保存可能。

■ 【とりチャーシュー】

とり肉は下ごしらえの時に余分な脂を取り除いておきましょう。にんにくの香りがよいアクセントに。

■ 【レンジとりチャーシュー】

オイスターソースとはちみつで、コクうまチャーシューの出来上がり。とり肉の巻き終わりに、ようじを斜めに刺して留めるとはずれにくくなります。

■ 【レンジとりチャーシュー】

チャーシューは粗熱をとった後、つまようじを抜いてたれごと密閉袋に入れます。半日おくと味がよくなじみ、よりおいしい仕上がりに。

■ 【とりチャーシューの半熟卵添え】

冷凍する場合はゆで卵を除いてたこ糸やようじをはずし、煮汁ごと保存袋に入れましょう。約1カ月間保存できます。

とりチャーシューは冷めてもおいしく食べられるのがうれしいポイント。サラダや冷やし中華の具に使うなど、使い道は無限大です。意外と簡単に作れるので、自家製チャーシューにチャレンジしてみては?