浦和レッズはなぜ、ルヴァンカップの抽選会を「免除」されていたのか?

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31日(月)に行われたJリーグYBCルヴァンカップのノックアウトステージ、オープンドロー。

放映権を持つ『フジテレビ』の本社屋1階広場に準々決勝進出チームの8選手が集結し、それぞれクジを引いた。

しかしその8チームの中で、唯一抽選に参加しなかったチームがあった。浦和レッズだ。

では、なぜ浦和の抽選は“免除”されたのだろうか?

司会を務めた同局の黒瀬翔生アナウンサーが、抽選会の中でその理由を明かしていた。

※該当箇所は13:13から

抽選を引くことなく、自動的に「3番」のポジションに入った浦和。

ドローに参加しなかった理由は二つあるそうだ。

一つは「決勝会場がホームスタジアムであるクラブは、安全面および運営面上の理由から決勝で必ずホームとなる」からで、これにより決勝の会場である埼玉スタジアムをホームに持つ浦和は「1番」から「4番」に入ることが決定(左側の“ヤマ”を勝ち抜いたチームは決勝でホーム扱いになるため)。

そして二つ目は、「国際試合等の他のイベントの関係でホームスタジアムに使用制限がある場合、ホームスタジアムが使用可能な日にホームゲームを行う」からであるという。

「国際試合等」に該当するのは、もちろん2018年ワールドカップに向けたアジア最終予選や国際親善試合である。

浦和のホームスタジアムである埼玉スタジアム2002では8月31日(木)に日本対オーストラリア戦が予定されており、ルヴァンカップの準々決勝第1戦が行われる30日(水)は開催が不可となる。

そのため、埼玉スタジアムでの準々決勝は第2戦となる9月3日(日)に開催しなければいけないため、「1番」か「3番」が候補に。

さらに、準々決勝で第2戦がホームになることの公平性を考慮してか、仮に準決勝に勝ち進んだ場合は第1戦がホーム開催となる「3番」に自動的に組み込まれたようだ(あるいは10月に予定されているインターナショナルマッチウィークの関係?)。

浦和では武藤雄樹が代表してオープンドローに出席したのだが、このような背景がありクジを引くことはなかったのであった…。