中国の高速鉄道外交に否定的な動きが出ている。写真は南京の高速鉄道駅。

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2017年7月18日、米華字メディア・多維新聞によると、中国の高速鉄道外交に否定的な動きが出ている。

英紙フィナンシャル・タイムズと米シンクタンク・戦略国際問題研究所(CSIS)の調べによると、中国が海外で進めている高速鉄道プロジェクト18件のうち、5件が中止された。その規模は合計249億ドル(約2兆8000億円)に上る。

プロジェクトが中止となった理由は主に、透明性の低さや工期の遅延、住民の反対などで、中国のエンジニアリングやプロジェクト管理の甘さを露呈する結果となっている。

中国の高速鉄道に否定的な事例が増えている背景には、集権的な政府が経済に深く関与し、主導する中国独特の手法が、自由な競争を進める欧米の経済的価値観とは相容れないことがあるという。

高速鉄道外交を継続するならば、こうした問題は今後も収まらず、中国は対応を迫られることになるだろう。(翻訳・編集/岡田)