先週土曜にグラードバッハにて開催されたテレコムカップ決勝では、トーマス・ミュラーは2得点をマークする活躍を披露。改めてその存在感を示した一方で、これまでつづく別の問題も露呈する形となった。PKである。

かつてはバイエルンの中でも屈指のPKキッカーの一人だった。「そういう時期もあったね」とドイツ代表。だがすでにそれは過去のものとなってしまったようで、最近11回に限って見れば、実に6度もPKを失敗していることになる。

「やり方を理解されてしまったようだ」そう語ったドイツ代表は、「去年もそうだったから、もうあまり蹴らないようにしている。レヴァンドフスキがとてもうまく、見事にやってくれていたね」とコメント。

「これからも練習はするし、必要なときにきっちり仕事ができるようにはしたい。でも自分から率先して言い出すことはもうない。気持ちの整理はついた」と言葉を続けた。

南アフリカ大会でW杯得点王に輝き、ブラジルW杯でも2位となる5得点をあげたミュラーは、その後のシーズンで20得点を超えるなど活躍を続けたものの、昨季は一転してわずか5得点という結果に終わっている。