今回は、オトナの土ドラ『屋根裏の恋人』(東海テレビ・フジテレビ系)で主役を演じている女優の石田ひかり。10代からアイドル歌手としても活動し、女優の石田ゆり子は実姉だ。
 狭めの富士額で、頬骨・耳廓(耳の内側の波打った部分)が出ず、鼻も華奢。目力も弱く、総じて女性的・依存的な顔相の持ち主で、年齢とともに相がいい感じに円熟してきた。
 若い頃と比べ、目立って変化した点が三つあり、一つは、エラが広くなり、下停(鼻下からアゴ先まで)の相が福福しく豊かになったこと。(異性愛とは別の)家庭愛・人類愛が濃厚になり、晩年運がよくなった。
 二つ目は、上瞼が痩せて重操紋(二重瞼とは別の半月形のシワ)が複数入り、小鳥目になったこと。セックステクニシャンに多い眼相で、男心をくすぐり勃たせる「寝室の美魔女」だ。
 三つ目は、ユルみがちだった小口が締まり、(尻軽とは逆の)抑制的な相になってきたこと。

 彼女は眼光が優しく、やや浮光(濡れたような艶)ものっていて、生来の好色性は高い。
 一方、性ホルモンタンクの臥蚕(下瞼の睫毛の生えているあたり)の張りが薄く、欲望そのものは弱い。
 男性側が感得できる【淫乱度】としては、小鳥目相が大きくプラスに作用し、「4」と高くなった。

 彼女は鼻筋がやや上向きで正面から鼻孔が覗き、幼児性を残している。眉間も広めでスキが多く、男性に征服欲を起こさせやすい女相で、そのぶんモテる。
 左奸門(目尻部の上半分)にあるホクロは浮気ボクロで、不倫関係が潜行し、長続きする相。強い眉相が抑止力として作用しているが、【尻軽度】としては「3」寄りの「4」と高い。

 生来的な膣道の断面と一致するとされる、耳の穴の手前にある切れ込みが広く、後天的な締まりと連動する口元の肉付きもあまり豊かとは言えない。
 しかし、小さめの口は名器相で、締まりの出てきた口唇相もプラス要素。トータルで観て、【名器度】は「2」寄りの「3」。
 口相に勢いがなく、金甲(小鼻)も丸みに欠け、回数をこなすセックスではない。唯一、丸く突き出たアゴ先にパワーを感じさせるも、【絶倫度】としては「3」寄りの「2」。

 彼女は濃い一文字眉が特徴的で、こういう男眉の女相は、家庭では堅実な働き者だが、(異性としては)面白みが少ない。
 また、彼女のような眉尻側に長い眉は多情多恨(情は深いが恨みや悲しみも多い)で虚栄心が強く、夫(や恋人)は不満を覚えやすい。
 おとなしい臥蚕とすっきりとした口元があげまん要素ながら、肝心の眼形が(吊り上がり系の)あげまん相ではなく、この一文字眉も足を引っ張って、【あげまん度】は「2」と低くなった。

【劉飛昶プロフィール】
劉飛昶(リュウ・ヒチョウ) 観相学・東洋運命学・心理学などを独学。セクソロジーにも通じ、女相から性感の特徴などを観極め、現代にフィットした〈新〉淫相学の研究に取り組む。淫相学とは、観相術の中でも男女の交わりに主眼をおいた観法の総称。