DF
2 松田 陸 6
鋭いクロスが売りの永戸に自由を与えず。的確な対応で自身のサイドから決定機を作らせなかった。後半は高い位置を取り、攻撃でも存在感を示す。
 
22 マテイ・ヨニッチ 6
右からのクロスをことごとく跳ね返す。ビルドアップでもミスは少なく、終始安定したプレーを披露。
 
23 山下達也 6.5
制空権はほぼ彼のもの。打点の高いヘディングで防波堤になった。攻撃でもCKの流れから前線に残り、最後は丸橋のクロスに合わせて3点目をゲット。
 
14 丸橋祐介 6.5
ダイレクトで入れる縦パスは攻撃のスイッチに。山村が挙げたゴールも、その縦パスから始まった。3点目も正確なクロスでアシスト。1失点目の場面で裏を取られなければ、ほぼパーフェクトだったが……。
 
MF
10 山口 蛍 6.5
攻守で最低限のことをこなしつつ、隙あらば猛然と駆け上がり攻撃に関与。68分にはチャンスを嗅ぎ分け、こぼれ球を拾い勝負を決める一発を突き刺した。
 
6 ソウザ 7(88分OUT)MAN OF THE MATCH
序盤こそ押し込まれたが、ゲームを組み立て徐々に主導権を握る。そこから前半は、立て続けに得点が生まれた。3点目の丸橋へのスルーパス、4点目の馬力あるカウンター、文字通り司令塔としてゲームを掌握し、大量4得点の原動力に。
 
46 清武弘嗣 6(42分OUT)
序盤から果敢にボールを呼び込む。16分、ルーズボールを拾って、すかさず柿谷へ送ったスルーパスは一級品。縦横無尽に走り攻守に奮闘したが、負傷により交代した。
 
8 柿谷曜一朗 6.5
存在感が薄いと思われた序盤だが、一瞬の隙を突いて先取点をゲット。動き出し、シュート精度ともに、パーフェクトに近い一発だった。
MF
24 山村和也 6.5
周りの選手がプレーしやすいように動き、攻撃の潤滑油に。20分には、GKとの1対1を冷静に制して追加点を奪った。3バックの一角に入ってからの失点は、スタミナ切れか、ポジショニングを怠り、後手を踏む形でやられた。
 
FW 
9 杉本健勇 6.5
山村と互いに補完しながら前線に君臨。20分には、縦の関係を築いて山村にスルーパスを送りアシストを記録した。
 
交代出場
MF
38 西本雅崇 ―(88分IN)
ソウザとの交代でピッチへ。首を振ってスペースを確認し、的確なポジションで中盤を締めた。
 
MF
16 水沼宏太 5.5(42分IN)
清武の負傷により投入。守備は奮闘をしたが、相手の脅威となるプレーは見られなかった。
 
DF
5 田中裕介 ―(76分IN)
丸橋との交代で左SBに入る。クローザーとして安定したプレーを披露。
 
監督
ユン・ジョンファン 6.5
ポゼッションを標榜する相手に対してカウンターで2ゴール。試合をプラン通りに進め、後半にも2点を加えて、手堅く勝点3を得た。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

取材・文:志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)