国内で第3位の降水日数を誇る福井県で、急な雨にびしょ濡れになる人を減らし、「福井っていいな」と思われたい......。そんな思いから、福井駅周辺で傘を配るべく、「<自称>福井のヒーロー」が出現した。

これは、「社会をにぎやかに!」を理念に掲げる通信インフラ企業の「ALL CONNECT」(福井県福井市)が立ち上げた企画。同社社員が真っ赤なコスチュームに身を包み、福井県が梅雨入りした2017年6月21日、道行く人々に傘を配布した。

「傘で福井県を救います!」

「<自称>福井のヒーロー」は、福井駅周辺に21日の17時から登場。人々とあいさつを交わしながら、オリジナルデザインの傘を配布した。





福井県民80万人分の傘を一度に持てる腕力、傘が無くて困っている人を感知するアイマスク、100mを15秒で走れる脚力――といった特徴を持つ、「<自称>福井のヒーロー」。この企画に際して本人は、

「突然の雨でもずぶ濡れにならないように『傘』で福井県を救います!」

と意気込みのコメントを寄せている。





時には屋根の下やベンチで一休みを挟みながら、無事に傘配布を終えた。

今後はこの「福井のヒーロー」を活用した企画を隔月に1度ほど実施していくという。具体的な企画内容は検討中とのことなので、今回の傘配布以外にも、バリエーション豊かな活躍が期待できそうだ。なお、今後の展開によっては、ヒーローの「名前」を公募する可能性もあるという。