中国メディア・今日頭条は8日、「日本社会において人への優しさを感じる瞬間」として、日本国内で普通に見られる人に優しい設備を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・今日頭条は8日、「日本社会において人への優しさを感じる瞬間」として、日本国内で普通に見られる人に優しい設備を紹介する記事を掲載した。

 記事がまず最初に挙げたのは、鉄道の駅で必ずと言っていいほど見かける自動改札機だ。普段から当たり前のように利用しているとあまり意識しない点について注目している。それは「自動改札の扉が基本的に開いており、切符を投入したりICカードをタッチしたりするとそのまま通ることができる」ということだ。

 中国の鉄道にも自動改札機はあるが、「切符やカードを用いると、閉まっていた扉が開く、あるいはバーが回転して通れるようになる」というイメージなのだろう。これに対して、日本の自動改札機は扉が開いていて、問題があった時に扉が瞬時に閉まるのが基本。そうすることで特にラッシュ時は改札にかかる時間を節約することができ、とても素晴らしいとのことである。

 記事は駅についてもう1点している。それは、駅に無料の観光ガイドが置いてある点だ。大きいものでは都市全体の観光ガイドが、小さいものではある観光スポットの案内が書かれたパンフレットなどが手に入り、土地に詳しくない観光客にとってはとてもありがたい存在であることを伝えた。

 さらに、駅以外の公共スペースで思いやりを感じる設備として、階段に大人用と子ども用の手すりがそれぞれついていること、トイレに乳児を座らせておくことのできるイスが設置されていること、男性用の小便器の横には杖を立てかけておけるフックが備え付けられていることをそれぞれ紹介している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)