治療中の妻へドアの外から優しく語り掛ける夫(出典:https://twitter.com/mackenna_newman)

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何年経っても相手を思いやる気持ちを忘れない人というのは、その相手だけでなく周りの人の心も溶かすようだ。このほど米カリフォルニア州に住む17歳少女の投稿したツイートが話題になっている。

「ママはがんの放射線治療を受けて、家族から孤立していなくちゃいけないの。だからパパは、ママの部屋のすぐ外にテーブルと椅子を置いてママをそっと見守っていたわ。泣けちゃった。」

そんなツイートとともに、母親がいる寝室のほんの少しだけ開かれたドアの外側にいる父親の背中を撮影した写真を、娘であるマッケンナ・ニューマンさんが投稿した。

マッケンナさんの母マーシーさんは昨年10月に甲状腺がんと宣告を受けた。そして4月上旬に放射線治療を受け、帰宅した。しかし自宅でもしばらく隔離状態を保たなければならなかったのだろう。妻の孤独をほんの少しでも紛らわそうとするかのように、寝室のドアを開けて妻を見守っている夫の背中からは、妻への深い愛情と優しさが感じられる。

娘のマッケンナさんが涙したように、このツイッターに心を動かされた人は多かった。14日の投稿には8,000以上のリツイートと1万超の「いいね」が寄せられ、多くの人が「なんて心温まる写真なの」「とても素敵なご両親ね」とコメントを寄せた。

マッケンナさんは「2人が今でもとても想い合っているのがわかって素敵だなって思ったの」と話している。そして現在、愛する家族に支えられながら病と闘っているマーシーさんは、夫ジョンさんのことをこのように語った。

「ジョンはいつも病院の予約日に付き添ってくれます。毎回の血液検査や手術にも、放射線治療にもいつも一緒にいてくれます。私のそばにいられない時にはこんなふうに少しでも近づこうとしてくれるんですよ。」

マーシーさんの辛い治療が家族の温かな思いに支えられ、今後も順調に進むことを願うばかりだ。

出典:https://twitter.com/mackenna_newman
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)