長友佑都が所属するインテルの急降下が止まらない。22日のセリエA第33節でもフィオレンティーナに5失点を喫して敗北。4戦3敗という大不振に、ステファノ・ピオリ監督は「どん底に落ちた」と落胆した。

先制を許しながらも、イヴァン・ペリシッチとマウロ・イカルディのゴールで逆転し、2-1とリードしてハーフタイムを迎えたインテル。だが後半、PKのピンチこそ守護神サミル・ハンダノビッチのセーブでしのいだが、63分にセットプレーで追いつかれると、ここから一気に崩れてしまう。

わずか1分後に逆転ゴールを献上すると、70分、79分にも失点。同点弾を含めると、わずか17分間で4失点だ。終了間際に主将イカルディが意地の2発で1点差まで詰め寄ったが、追いつくには至らなかった。

先月のアタランタ戦で7-1と大勝し、一時はチャンピオンズリーグ出場圏内への浮上も期待されていたインテル。だが、以降の5試合で勝ち点2しか得ることができず、ヨーロッパリーグ出場権獲得も厳しくなりつつある。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、アタランタ戦以降の低迷ぶりを「40日間のホラー」と伝えた。


『メディアセット』によると、試合後にインテルはピオリ監督がロッカールームで1時間にわたり、オーナーの息子であるスティーブン・チャンやハビエル・サネッティ副会長、ピエロ・アウジリオSDと“首脳会議”。指揮官はメディアに対し、次のように述べている。


「どうして後半にこうなったかを分析し、理解しなければならない。後半は私のチームではなかった。説明できない停滞ぶりだった」

「インテルとしてはあまりにひどいパフォーマンスだった。私の進退? 最後まで全力を尽くす。それから様子をみよう。アタランタ戦以降、我々はセリエAで勝つために必要とされる注意力を持っていなかったんだ。今日、我々はどん底に達した」