双子座は「何をすべきか」答えが出るとき!?3月12日 乙女座の満月【新月満月からのメッセージ】

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夜空が明るくなり、天体観察が難しくなりつつある今現在、新月&満月は、私たちが肉眼で直接観察できる星回りです。新月&満月というタイミングをきっかけに外なる光(宇宙)と内なる光(自己)の共鳴を感じていただきたいなと思います。この占いコラムが外なる光(宇宙)と内なる光(自己)の共鳴を感じるのに役立ちますように。

新月満月からのメッセージ 3月12日 乙女座の満月



3月12日は乙女座で満月になります。この時期の星回りをご紹介しましょう。

今回は、魚座日食(2月26日)後、最初の満月になります。先日の魚座日食は、天地(あめつち)と魂の共鳴を通じて何らかの変化変容がもたらされ、魂に根ざしている何かが生まれ変わるタイミングでした。これは目に見える領域や言語化できるレベルを超えた「変化変容」「生まれ変わり」であり、先日の魚座日食において何がどのように生まれ変わったのか分かりづらかった人も多いのかもしれません。満月は「結実」「形になる」「何かが満ちる」タイミングです。あのとき魚座日食からもたらされたメッセージをこの時期にようやく理解でき、その人の中で新しく生まれるものがあるかもしれません。あるいは、今このタイミングで何かが決定的に新しくなることもあるでしょう。

満月図を見てみます。

昨年から続いている大きな流れは、この時期も見て取れます。これまで意味や価値があるとされてきたものが凋落し、今までとは違うものの意味や価値が認められるようになる……という大きな転換がさまざまなレベルで起こっていて、世界も人々も「新しい局面へ入る」方向へと動いています。ここ最近、天体のいくつかがが牡羊座を通過しています。「歴史が経験したことがない新しい局面へ入る」ための「大きな転換」にまつわる星回りの勢いはしばらく強いでしょう。

また、乙女座満月(魚座太陽と乙女座月が相対している星回り)が、日本においては公私をあらわす地上軸にピッタリ重なる形でできています。そんな乙女座満月を山羊座冥王星がしっかりサポートしています。公私共に「新しい局面へ入る」にあたり、自分の中で確かめておきたいことや、この時期に準備しておきたいことなどについて、今回の乙女座満月は何らかの示唆を与えてくれるように思われます。

もうひとつお知らせします。満月の数日後、3月20日は春分です。占星術では、春分は地上の自然サイクルや生命サイクルの始点と読み解きます。春分を過ぎると、地上の生命はイキイキと活動し始めます。今回の満月はそういう始点を目前にした節目でもあるのです。地上の万物が新しいサイクルを始めようとしているこの時期、あなたにとって不自然なことが見えてきたり、それらをより自然な形へと自己修正できるかもしれません。もう一点つけ加えると、ただいま牡羊座金星が見かけ上逆行しています。先に述べた不自然さが、たとえば人間関係(愛情関係)や美意識、金銭的価値観にまつわることにあらわれるかもしれません。

今回の乙女座満月の影響を強く受けるのは、双子座、乙女座、射手座、魚座です。「私は何をすべきか」「私はどう生きたいか」についてよく考え、自分の中で答えがまとまるでしょう。自分の意思が明確になるにつれ、それ以外の(あなたにとって)どうでもよいことにエネルギーや時間をそれほど取られなくなるかもしれません。牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座は、すんなりとうまくいくことと、そうではないことの両方がありそうですが、それらは悪いことではありません。その結果、「これから先、私はこれに力を入れたい」と気持ちが固まるからです。牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座は、自分のために勇気を出せるときです。難しい状況で自分の意思を通したり、長期的な決断を下したり、自分の気持ちを誰かにハッキリ伝えることができるでしょう。

次回は3月28日 山羊座の新月(3月27日更新)



加藤まや2003年に占星術研究を開始。2004年より雑誌やWEBでの占い連載、占星術コンサルティングなどを行う。趣味は神社参拝と天然石アクセサリーの製作。
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