日本と中国は海で隔てられているとは言え隣国同士であり、古くから日中両国の交流は存在していた。だが、日中双方ともに相手に対する誤解は数多く存在しているのも事実だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本と中国は海で隔てられているとは言え隣国同士であり、古くから日中両国の交流は存在していた。だが、日中双方ともに相手に対する誤解は数多く存在しているのも事実だ。

 中国メディアの捜狐は14日、「中国人が日本を真の意味で理解していないのと同様に、日本人も中国を理解していない」と伝え、日本人が中国に対して抱く誤解について、中国人の視点から考察する記事を掲載した。

 記事は、アニメや漫画を輸出できる日本と異なり、中国には輸出できる文化がそう多くはないと伝え、近年の日本で中国への関心が高まっているとは言え、それは主に政治と経済によるものだと指摘。そのため、日本人の目に映る中国の姿は真実の中国とは乖離が存在していると伝えた。

 続けて、日本人が中国に抱く誤解の1つに「自転車が多い国」というものがあると紹介しつつ、それは20年も前の中国のことだと指摘。また、「先進的な都市は北京市と上海市だけ」と思っている日本人も多いと紹介する一方、中国の経済成長に伴って、地方都市も今や現代化が進んでいることを伝えた。また、日本では「中国経済は間もなく崩壊する」と考えている人が多いと紹介。こうした論調は主に日本のネット上で見られるものだとしながらも、「何年も前から崩壊すると騒がれているが、崩壊どころか今なお成長を続けているのが現実」と指摘した。

 さらに記事は、「中国の食べ物は毒が入っている」、「中国では何でも爆発する」と誤解している日本人がいることを指摘し、2008年に発生した毒ギョーザ事件などが日本人に「中国の食べ物は安全性に劣る」という固定概念を植え付けたと指摘。また、中国製品の爆発についても、ネットで検索すると「中国で何かが爆発した」という事件や事故が面白おかしくまとめられていることを紹介。だが、中国の物は容易に爆発するというイメージは誤解であると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)