「昨年大ブレークしたピコ太郎さん。ユーチューブ配信でいきなりバーンと人気が出たように思われがちですが、じつは違うんですよ」

そう話すのは、手相芸人としてバラエティ番組でおなじみの島田秀平(39)。芸能人の手相を片っ端から鑑定し「エロ線」「不思議ちゃん線」など、わかりやすいネーミングで「島田流手相術」を完成。最新著『島田秀平が3万人の手相を見てわかった!「強運」の鍛え方』(SB新書)でも「運の招き方」を伝授している。

彼とピコ太郎を“プロデュース”した古坂大魔王(43)は、かつての所属事務所で先輩・後輩の間柄だった。

「彼が底抜けAIR-LINEというトリオで活動していた時代からお世話になってますけど、いまから20年前は『ボキャブラ天国』などで人気だったんです。そのころ、共演者のほとんどの方々はギャラが出るとおいしいものを食べたり、車を買ったりしていたんですが、古坂さんは『自分は音楽が好きだから』と、稼いだお金を音楽機材など自己投資につぎ込んでいたんですよ。運というのは、こうした“本気の本気”が最後は物を言う。結局、下積みや不遇の時代に真剣に向き合った人こそがいちばん強い。いまのピコ太郎さんの成功は、売れっ子だった当時の運(お金)を好きな音楽に真剣につぎ込むことで運が積まれ、それが何十倍にもなって花開いたということなんです」(島田・以下同)

人気が移ろいやすく浮き沈みが激しい芸能界はまるで人の運のショールームのようだ。そこに自らも身を置き、さまざまな芸能人の運の変遷を見てきた島田にとって、運とはいったい何だろう。

「運という漢字は“はこぶ”と読むでしょう。運とは動くもの。だから放っておくと自然と逃げてしまう。具体的には、運を貯めるためには4つの法則があると思います」

そんな、“運を貯める4つの法則”を島田が教えてくれた!

【1】運がいい人に近づいてお裾分けをもらえ!

「運がいい人のそばにいると、独特の言動や行動があることに気づきます。いちばんはノリのよさです。そばにいると自然と自分の意識も変わってくる。それが大切なんです」

【2】運を呼ぶには自分から動け!

「パワースポットや氏神様参りがいいと聞いて、そうかとすぐやってみるかどうかで運は大きく変わってきます。芸能界で成功している人は本当に驚くほどすぐに行動に移すんです。行動力こそ運招きの秘訣ですよ」

【3】人の見ていないところで“徳”を積め!

「トイレ掃除が運を招くのは人が嫌がる仕事だからです。人の見ていないところですすんで物を磨くのは自分の心を磨いているのと同じ。一心不乱にやればやるほど、心が澄み、徳を積むことになります」

【4】「自分は運がいい」と、いつもポジティブ精神で!

「芸能界で成功している人に会うと、みなさん『自分は運がいい』と言う。そう言葉にして言うことが大切なんです」

芸能界の浮き沈みを長く見続けてきた島田だから話せる“運を貯める4つの法則”。あなたもぜひ、まねしてみてはいかが。