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 SMAP解散が差し迫る中、一部報道でジャニーズ事務所内の新たな“年功序列ランク”が形成されるのではと伝えられている。

 現在、ジャニーズ事務所内における年功序列ランクは、上から近藤真彦(52)・東山紀之(50)・木村拓哉(44)・TOKIO、V6だという。また木村の部分には、これまで中居正広(44)が同等に名前を連ねていたが、今後は空席になる。そこ入り込むのが、滝沢秀明(34)だというのだ。

 滝沢はジャニーズJr.時代から、ジャニー喜多川社長(85)からの寵愛を受け、Jr.の要として長きに渡りまとめ役に徹してきた。また同時に、今年9月に発売された『週刊文春』(文藝春秋)でも、ジャニーズ事務所について「感謝するのは当たり前。それをわからなかったらアホでしょう」とコメント。この発言は解散騒動真っ只中にあったSMAPを、暗に批判するものだとしても注目された。さらにこれにより、滝沢のジャニーズ事務所への忠誠心が明らかになったのも事実だ。

 こうした滝沢の言動から、今月末のSMAP解散を契機に一気に“重要ポスト”への抜擢が噂されているようだ。

「滝沢がジャニーズ内でも、エリートコースのタレントであることは周知の事実です。どのタイミングで幹部となる話があっても不思議ではありませんでした。そのため今回のSMAP解散は、事務所としてもタイミングがよいと踏み切るのではないでしょうか」(芸能記者)

 9月の滝沢の発言は、事務所の実質的権力者でもあるというメリー喜多川氏(89)の心をも動かしたという。ジャニー社長・メリー副社長の両者からの太鼓判を受けた滝沢が、今後どのような活動を見せていくのだろうか。

■ソロ活動の充実でタキツバは消滅?

 滝沢はもともと、単独の活動が多いタレントでもある。かつては冠番組も担当していたし、ジャニーズJr.主体の番組でも、MCをつとめることも多かった。近年では俳優活動が目立つほか、今年は初のディナーショーも開催している。そして今後滝沢は、より一層優遇されるのではと言われている。

「中居の退社があるとすると、MCの仕事が増える可能性があるかもしれません。同位の木村は基本的にバラエティが苦手で使い物にならないと、事務所も最初からアテにしていません。これまで中居にオファーが来ていたような仕事を、滝沢に回すということになりそうです」(前出・芸能記者)

 滝沢といえば今井翼(35)とのユニット・タッキー&翼としての活動はどうなるのだろうか。ユニットでの活動は、昨年9月にシングル曲『山手線内回り〜愛の迷路〜』をリリース以降、目立った活動がない。滝沢のソロ活動が目立つ一方で、今井の影が薄くなっているという話もたびたび囁かれている。

「このところ、今井はすっかり“腐っている”ようです。今井は日ごろから中居のことを慕っており、SMAPの解散についても事務所に対する不満をぶつけていたと言われています。こうした状態の今井を切り捨てるのも、時間の問題だと言われています。タキツバも解散もしくは自然消滅することもあり得るのではないでしょうか」(前同)

 相棒でもある今井を尻目に、一人出世街道を進む滝沢。ファンとしては、ユニットとしての活動を再び活発化してほしいという声もあるはずだ。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。