乳幼児虐待で通報された託児所経営者、車で次々と人をはねる(出典:http://kstp.com)

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このほど米ミネソタ州で、多くの子供たちの世話にあたり保護者からも信頼を得ていた女があるまじき虐待行為を働き、さらにひき逃げ事故を起こして逮捕された。1歳児はあろうことか首を吊るされ、別の保護者がそれを保護して通報したという。

ミネソタ州ミネアポリスのメディア『kstp.com』が伝えたところによれば、女はナタリア・カリア(42)。フンボルト・アベニュー・サウスの自宅で『UPTOWN DAYCARE』という託児所を経営しており、そこで18日午前9時30分頃、1歳4か月の男児の首を吊るしているところを通報された。男児は病院に運ばれたが全身症状に問題はない。ミネアポリス警察は逮捕までの経緯について記者会見で次のように話している。

「その託児所に子供を預けるため別の親がやってきて、赤ちゃんが吊るされているところを発見し、その子を救った上で911番通報した。しかしカリアはそれに気づいてミニバンで逃走し、危険運転を繰り返すなか通報から30分以内に2か所で事故を起こした。」

「1件目の事故は歩行者の男性を轢き、男性をそのまま数ブロックも引きずって骨折とひどい外傷を負わせたまま逃走。2件目は自転車に乗った男性がはねられ、脚の骨を2か所折って病院に運ばれた。目撃者は車から降りるようカリアに強く命じているが、聞く耳をまったく持たずにさらに逃げている。」

「10時06分、州間高速道路94号線のある地点で陸橋から飛び降り自殺を図ろうとしているカリアが発見された。警察官が身柄を確保し、現在は地元の病院で心身の検査が行われている。動機については明らかにされていない。」

『UPTOWN DAY CARE』は業務停止命令を受けて閉鎖となったが、託児所を運営するための資格を2009年にカリアに与えていたヘネピン郡の当局者によれば、これまで何ら問題は報告されていなかったもよう。乳幼児への虐待行為、ひき逃げ、自殺願望などカリアに対する取り調べには複数機関の専門家の関与が必要であるという。

出典:http://kstp.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)