1日、封面新聞によると、数学オリンピックでも出題された問題の間違いを9歳の男児が指摘したことが話題になっている。

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2016年11月1日、封面新聞によると、数学オリンピックでも出題された問題の間違いを9歳の男児が指摘したことが話題になっている。

算数の問題で自分の答えが解答と異なっていたら、ほとんどの人は自分が間違っていたと思うだろう。しかし、成都市に住む羅(ルオ)くんは、解答を改めさせてしまった。問題は次のようなものだ。

「150個の光っている電灯があります。電灯にはそれぞれにスイッチのひもが付いています。1〜150まで番号を振り、まず3の倍数の電灯のスイッチを引きます。それから、5の倍数の電灯のスイッチを引きます。この時、光っている電灯はいくつあるでしょう?」

3年生を修了したばかりの羅くんは、4年生の問題集にあったこの問題を解き、「90」という答えを出した。ところが、模範解答には「80」と記されていた。羅くんの母親は、息子が間違えたものと思い込んでいたが、羅くんは自分は絶対に間違っていないと言い張った。

羅くんは、「電灯を一度引くと消え、もう一度引くと再びつく」と考えた。そのため、3の倍数と5の倍数が重複する10個については、2度スイッチを引くことになるので再度点灯するはずだ、というのだ。この説明を聞いた父親は確かにその通りだと納得。ネットで同じ問題を調べたところ、驚くことに2011年と2013年の数学オリンピックに出題されていた上に、正解はどれも「80」とされていた。

初めは国際数学オリンピックの組織委員会に問い合わせたが、9歳の子どもの指摘だというと取り合ってもらえず。問題集を刊行した出版社「崇文書局」に問い合わせたところ、「回答には手順があり、考え方が間違っている」と反論されたが、それでも詳しく説明すると、ようやく「編集長と編集者に確認したところ、お子さんの考え方は確かに正しいことがわかった」との回答を得たという。

同社の編集部は権威ある雑誌でこの問題についての声明を発表し、今後は羅くんの答えを模範解答として採用することを約束したという。この問題は、実に5年間も誰も間違いを指摘しなかったといい、編集部の許(シュー)主任は「大人がこの問題を解く時は公倍数を使うが、まだ習っていない羅くんは常識で回答した」とその原因を説明している。

このニュースに、中国のネットユーザーからは、「子どもの話を辛抱強く聞いてあげた両親が素晴らしい。きっと多くの親が子どもに模範解答に従わせるだろう」といった声がある一方、「指摘した子どもや親は素晴らしいけど、こういうのはよくあることだよな。学生は見つけたら先生に報告して、先生が正しい答えに修正してみんなに教える」といった声も寄せられている。(翻訳・編集/北田)