OSを購入するより安い! Windows 10パソコンが欲しいなら「スティックPC」がお得すぎる

写真拡大 (全3枚)

Windows 10の無償アップグレードが2016年7月29日に終了した。
Windows 10へのアップグレードをしなかった人や、Windows 10を持ってない人は、有償でアップデートするか、OSを新規に購入するか、Windows 10 パソコンを購入するしかない。

しかし、Windows 10は新規インストール版で1万2,000円前後、上位モデルのProなら2万4,000円前後もする。とはいえ、Windowsパソコンとなると、もっとも安価なモデルでも3万円以上は必要となるため、結構な出費だ。

実は、もっと安くWindows 10パソコンにできる方法がある。
それが「スティックPC」だ。

なんと3万円以下で手に入る「Windows 10 Pro」を搭載した「スティックPC」が登場したのだ。

パソコンショップ「ドスパラ」を運営する株式会社サードウェーブデジノスは、Windows 10 Proを搭載したスティックPC 2機種「Diginnos Stick DG-STK3 PRO」「Diginnos Stick DG-STK4S PRO(Wi-Fi付)」の発売を開始した。
ドスパラ通販サイトでの価格は、下記のとおり。
・Diginnos Stick DG-STK3 PRO 1万3,871 円(税別)
・Diginnos Stick DG-STK4S PRO 2万6,111 円(税別)

■お買い得感がある「スティックPC」
「スティックPC」は、テレビや液晶ディスプレイのHDMI端子に接続することで、それらをパソコンとして使えるデジタルガジェットだ。

今回発売された2製品は、基本性能が異なる。

「Diginnos Stick DG-STK3 PRO」は、CPUはインテル Atom Z3735F(クアッドコア/定格1.33GHz/キャッシュ2MB)、メモリーは2GB DDR3L、ストレージは32GB eMMCを備える。
インターフェースとしては、 IEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0、USB2.0×1, MicroUSB×1, MicroUSB(給電用)×1、 HDMI×1、microSDカードスロット(SDXC)を搭載した。
本体サイズは約112(幅)×36(奥行き)×11.5(高さ)mm、重さは約42g。
OSは、Windows 10 Pro 32bit インストール済みだ。


Diginnos Stick DG-STK3 PRO


「Diginnos Stick DG-STK4S PRO」は、CPUはインテル Atom x5-Z8500(クアッドコア, 定格1.44GHz, 最大2.24GHz, キャッシュ2MB)、メモリーは4GB DDR3L、ストレージは32GB eMMCを備える。
インターフェースとしてはIEEE802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0、USB3.0×2、Micro-USB×1(給電用)、MicroSDカードスロット、HDMI×1、microSDカードスロット(SDXC)を搭載した。
本体サイズは123(幅)×59(奥行き)×22(高さ) mm、重さは約 95g。
OSは、Windows 10 Pro 64bit インストール済みだ。


Diginnos Stick DG-STK4S PRO


「Diginnos Stick DG-STK4S PRO」は、「Diginnos Stick DG-STK3 PRO」に比べてCPU性能が高く、メモリー容量も大きいので、多少なら重い作業をこなせるだろう。またIEEE802.11a/acにも対応しているため、電子レンジや無線キーボードなど、2.4GHzの電波干渉を受けづらいメリットがある。

両機種とも3Dゲームのような高度な画像処理を必要とするものには向かないので、割り切った使い方が必要だ。と言っても、ビジネスユースには十分な基本瀬能を備えている。

Windows 10 Proは、新規インストール版で2万4000円前後する。パソコンを準備してOSをインストールする手間を考えると、今回発売された「スティックPC」は安価にWindows 10を導入できる点で、大きな魅力がある。


ITライフハック 関口哲司