“iPhone芸人”かじがや卓哉が力説! バッテリーの寿命を縮めてしまうNG充電例3つ

写真拡大

iPhoneのバッテリーは、長年使っていればどうしても劣化してしまうものです。「使い始めたころに比べると、最近バッテリーの減りが早くなった……」と不満を持っている方も多いことでしょう。

【スマホ代】月額5000円以上も安くなるけど…「超格安SIM」活用法&注意したいこと

残念ながら経年劣化そのものを食い止めるのは困難ですが、普段の充電方法を少し見直せばバッテリーを長持ちさせること自体は可能です。

そこで今回は、「iPhone芸人」を自称する僕、かじがや卓哉が、バッテリーを劣化させてしまうNG充電例をお教えします。みなさんもこれを機に自分の充電方法を見直して、大切なiPhoneを少しでも長生きさせてあげましょう!

「使い切ってから満充電」はNG!

バッテリーの劣化を早めないために、まずは充電のタイミングを見直すことから始めましょう。

iPhoneのリチウムイオンバッテリーには、容量に対する放電量の比が大きいほど、バッテリーそのものに負担がかかってしまうという特徴があります。つまり、満充電から空っぽになるまで使い切ってしまうと、そのぶん放電量の比は大きくなり、バッテリーへの負担も増すわけです。

「これまで、バッテリーを使い切ってから充電していた」という人は、残りの容量が半分程度に差し掛かったらこまめに充電するように心がけて、少しでもバッテリーに負担をかけないようにしましょう。

充電したままでの就寝はNG!

iPhoneの時計アプリは電源がオフになっている状態だとアラームが鳴りません。そのため、iPhoneを目覚ましとして使おうとすると一晩中電源をオンにしておく必要があります。

そんな事情もあってか、日ごろから枕元でiPhoneを充電しながら眠りにつくという方は、かなり多いようです。

iPhoneのリチウムイオンバッテリーは、満充電になると微弱な電流を継続的に与える「トリクル充電」へと移行することで、負担を軽減しています。しかし、長時間ムダな充電を続けてしまえば、バッテリーに相当の負担がかかってしまうことには変わりがなく、それが毎晩ともなれば流石のiPhoneも悲鳴を上げてしまいます。

もし、どうしても就寝中に充電したい場合は、タイマー機能のあるコンセントを使うなどして、過充電を防止するようにしましょう。

夏場の充電時にはケースを取り外しましょう!

普段はiPhoneを衝撃から保護してくれる頼もしいケースも、付けっ放しのままでいるとバッテリーに思わぬ悪影響を及ぼすことがあります。

特に夏場など、iPhoneが熱を持ちやすい時期には、ケースによって放熱が阻害され、バッテリーに深刻な損傷を与えてしまう事態になりかねません。

iPhoneが熱を持ってきたな、と思ったら、すぐにケースを外すなどして放熱しやすい環境を整えてあげましょう。

どうしても調子が悪いときには、バッテリーのリフレッシュを!

「バッテリーの容量が30%以上は残っているはずなのに、急に電源が落ちてしまう」というような不具合が頻発する場合には、一度バッテリーをリフレッシュしてみるのも手です。

リフレッシュの方法はとても簡単。バッテリーを0%まで使いきり、20〜30分放置した後、今度は100%まで充電すれば完了です。この一連の手順を踏むことで、バッテリー内に記録されているデータは新たに更新されるため、不具合が解消されることがあるのです。

なお、もしリフレッシュを行っても調子が戻らなければ、Appleの配送修理を依頼するか、Apple StoreのGenius Bar(Apple製品に関する相談や修理を請け負う窓口)へ持ち込んでプロに対応してもらいましょう。

バッテリーの寿命を縮めてしまうNG充電例と、対処法の紹介は以上となります。

さて、ここまで記事を読んでくださった読者の中には、「そんなに都合のいいタイミングで常に充電できるわけないだろ!」とツッコミを入れている方もいるかもしれません。そんな方にオススメしたいのがモバイルバッテリーです。

実は僕、これまで10個以上のモバイルバッテリーを使ってきた超バッテリーオタクなんです。今回は、独断と偏見で選んだオススメのモバイルバッテリーをオマケ動画で紹介しますので、みなさんぜひご覧ください! それでは!