1月25日は「中華まん」の日です、といわれてもピンとこないかもしれませんね。実は1902年の1月25日に北海道旭川市で、日本史上最低のマイナス41度が記録されました。「中華まんの日」はこのもっとも寒い日に中華まんを食べて体が温まればよいと設定されたのだとか。そんな日にちなみ、中華まんのカロリーやあまり知られていない肉まんダイエットについてご紹介します。

中華まんから肉まんへ、そのルーツは?

中華まんの起源にはいろいろな説があります。紀元前200年ごろに諸葛孔明が川の氾濫を鎮めるために、人間のいけにえの代わりに小麦粉と水を使った皮に羊や牛などの肉を包んで蒸したものを捧げたという説がその1つです。1341年、宋より渡来した林浄因が奈良に饅頭屋を開いて、羊肉の代わりに小豆あんのまんじゅうを売り出したのが、日本の中華まんの始まりとか。肉まんが売り出されたのは明治時代のことで、横浜中華街の食堂で出されていたそうです。

肉まんのカロリーは?

コンビニで気軽に買える肉まん。店によって具材も違いますが、大体1個200〜250kcalが目安です。あんまんは、こしあんの中にゴマ油が使用されていて250〜350kcalと思ったより高カロリー。あんまんを選ぶなら粒タイプのほうが、カロリーが低いです。ピザまんやカレーまんは具が少ないため、肉まんよりも低カロリーで200〜230kcalです。小腹が減ったらピザまんをチョイスすれば意外にダイエットに効果的です。

実は効果的な「肉まんダイエット」

1日のうち、1食を肉まん1個に置き換えるダイエットが「肉まんダイエット」。忙しい人がパン食にするとおかずなどを準備しなければなりませんし、パンだけ食べるのでは栄養バランスが悪くなってしまいます。その点、肉まんならば、たまねぎ、しいたけ、ねぎ、たけのこなどの野菜や豚肉も一緒に摂ることができるのである程度栄養も確保されますし、安くて手軽に食べられるのも魅力。ダイエットするには、1食500kcalを目標とすればよいので、肉まん以外にはビタミン、ミネラルなどを含む食品、例えばバナナやみかん、サラダなどを組み合わせましょう。

writer:松尾真佐代