クロップ監督がファーガソン氏を絶賛「サッカー界のジョン・レノン」

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 リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、ライバルのマンチェスター・Uをかつて率いていたアレックス・ファーガソン元監督を「サッカー界のジョン・レノン」に喩え、史上最高の監督だと称賛した。イギリス紙『テレグラフ』が15日付で報じている。

 17日に行われるプレミアリーグ第22節で、リヴァプールはマンチェスター・Uとホームで対戦する。昨年10月に就任したクロップ監督は、リヴァプール指揮官として初めて“ナショナル・ダービー”を迎えることとなる。

 リヴァプール就任の際に自身を称賛するコメントをしたファーガソン氏について、クロップ監督は「彼との対戦は良い経験だった。サー・アレックスと話せたことはとても光栄なことだ。最も話に耳を傾ける価値のある監督だろう。理解するまでに10分ほどかかったがね。おそらく彼は史上最高の監督だ。サッカー界のジョン・レノンだよ。とても印象的だった。彼が生涯で成し遂げたことを繰り返すのは簡単なことではない」と絶賛している。

 また、マンチェスター・Uの現指揮官であるルイ・ファン・ハール監督に関しては、「彼とはサッカーについて違う価値観を抱いている。どちらが優れているとは言えないがね。ポゼッションについて異なる特徴がある。おそらく、僕の方がピッチサイドで元気だろう。全ての人にとって良いニュースは、この対戦はファン・ハール対ユルゲン・クロップの1対1の対戦ではないことさ」とコメントし、自身とファン・ハール監督との違いを強調した。

 ファン・ハール監督のサッカーが「退屈だ」と批判を受ける一方で、クロップ監督はエンターテイナーとしての評判が高い。サッカーの魅力について聞かれると、「まず僕はサッカー自体のファンなんだ。もしサッカー観戦するなら楽しむことが先決だ。それはサッカーで最も大切なことの一つだと思うよ。もし人々がサッカーに魅了されたとしたら、それは完璧な試合と言えるだろうね」と答えている。