ジョゼ・モウリーニョ監督がマンチェスター・ユナイテッドを率いることはあるのだろうか。

イングランドでは、イタリアで禁じられていることが認められている。同じシーズンに、同じリーグの別のチームを監督が率いることだ。さらに興味深いのは、先日チェルシーを去ったばかりのモウリーニョ監督が、28日にマンUを率いて古巣と対戦する可能性もあるという点だ。

イギリスのタブロイドは騒いでいる。最初に強く報じたのは、『Sun』と『Daily Mail』。ノリッジ・シティに敗れ、首位レスター・シティから勝ち点9差となったことで、マンUのルイス・ファン・ハール監督の時間は限られているという。

マンUがクリスマスを前に、指揮官解任を決める可能性もある。あるいは、ストーク・シティとのボクシングデーの試合まで最後のチャンスが与えられるかもしれない。だが、そこでも敗れれば、状況は悪化する。『Sun』は、マンUがすでにモウリーニョ監督のスタッフと接触したと報じている。

ほかのリーグが止まっている一方で、プレミアリーグはより激しくなる。ストーク戦の2日後に、マンUはオールド・トラフォードでチェルシーと対戦だ。そこでモウリーニョ監督率いるマンUがチェルシーと戦うことはあるのだろうか。

契約書にサインし、少なくとも1日はチームを見て、古巣との対戦でベンチに座るには、時間がないだろう。客観的には可能性が低い。だが、不可能ではない。実現すれば、フース・ヒディンク新監督がスタンドにいるのに、スタンフォード・ブリッジでモウリーニョ監督を称賛したチェルシーのサポーターにとってはショックだろう。

ただ確かなのは、モウリーニョ監督がすでに立ち止まるつもりがないことを明らかにしていることだ。そして彼のような指揮官がフリーであれば、いくつか連絡は必ずあるだろう。