「土日のお昼ごはんといえばうどん!」というくらいに小さな頃からたくさんうどんを食べてきた人も多いはず。そんなうどんには「きつねうどん」「月見うどん」「ざるうどん」「釜揚げうどん」など様々な種類が存在しますが、これまで見たこともないくらいに太くて長い「名物たわらやうどん」が食べられるお店「京都北野たわらや」が京都にあるとのことなので、実際にどんなうどんなのか食べてきました。

京都北野たわらや 手打ちうどん 京都市上京区

http://www.geocities.jp/tawaraya_udon/

「京都北野たわらや」は、学問の神様として知られる菅原道真をまつる北野天満宮すぐ目の前にあります。

今出川通り沿いにある北野天満宮の鳥居前に……



大きく「たわらや」と書かれた看板とのぼりを発見。



ここから今出川通りを南に入ってすぐのところに京都北野たわらやがあります。



というわけでさっそく店内に潜入。



店内の壁には大量のサインがペタペタ。



座敷席とテーブル席がありますが、今回は座敷席に通されました。



メニューはこんな感じ。通常のうどんの倍以上の太さである「名物たわらやうどん」の他、普通のうどんや丼ものもあります。



今回注文したのは「名物たわらやうどん」と衣笠丼のセット。セットにはたわらやうどん・衣笠丼の他、冷奴と漬物、そしてうどんに入れる薬味の土ショウガがついてきます。なお、衣笠丼というのは甘辛く炊いた油揚げと九条ねぎを卵でとじ、ご飯にのせた京都のご当地丼を指します。



これがたわらやうどん。極太の麺が特徴で、めちゃくちゃ小さな器にうどんが入っているかのようにも見えますが……



器に割り箸を置くとこれくらいのサイズ。割る前の割り箸の1番太い部分よりもうどんの方が太いのでは?というくらい。



もともとは「一本うどん」ということで麺が1本しか入っていなかったそうですが、現在は麺が2本になっています。麺は1本50cmくらいの長さだそうです。



というわけでさっそくパクリ。麺は小麦粉の香りがよく感じられ、食感は非常にもっちもち。固すぎるということはないのですが、麺は太すぎてツルツルすすって食べられるようなものではないので、3、4cm分くらいをかみ切ってパクパク食べると良さそう。たわらやうどんのつゆはかつお節と昆布でだしをとったもので、塩気もありますがだしがよく効いた上品な風味がとてもグッド。



箸で持ち上げると少し重いくらい。



卓上には手前から醤油・山椒・七味唐辛子が置かれているので、これを使って味を変えてもOK。



というわけでさっそく七味唐辛子を使ってみると、山椒がとても効いており風味が一気に変化。ピリッとした辛さもプラスされ、つゆとの相性も抜群。



土ショウガを入れると七味唐辛子の辛みとは異なるさわやかな辛みが汁をピリっとしめてくれ、独特の風味がクセになる感じ。大量に投入しても自分好みの量に調節してもOKで、それぞれにそれぞれなりの個性があってかなり万能なつゆであることを思い知らされます。



七味唐辛子との相性が抜群であったことからも察していましたが、山椒との相性も言わずもがな。



セットの衣笠丼はうどんのつゆよりも甘めの味付けでふわとろの卵とごはんの相性は抜群。



油揚げがおだしをたっぷり吸っているので優しい味わい。



冷奴と漬物は口直しにグッド。





つゆまでおいしくペロリと完食。



なお、「名物たわらやうどん」は単品で730円、衣笠丼とのセットは1250円でした。