昼ご飯のあとなど、まだ仕事が残っているのに「気絶するのではないか」と思えるほどの猛烈な睡魔に襲われることがありますが、目を覚ますためにコーヒーをがぶがぶ飲むと、夜に眠れなくなってしまい、翌日に響くという悪循環を起こしかねません。そんな日中の眠気に、カフェインなしで対処するための4つの方法がムービーにまとめられています。

How to Stay Awake (Without Caffeine) - YouTube

◆その1:キャット・ブースター



無意識に実践している人もいるかもしれませんが、疲れている時はネコの動画を見るのが効果的。



かわいらしいネコの動画を見て、不機嫌になる人は少ないはず。



つまり、ネコの姿を見ることで「喜び」を感じることが、眠気にも大きく関係しているとのこと。



研究によると、かわいい子ネコや子イヌの動画を見ることは、見た人の気分を向上させ、集中力を高めることがわかっています。



ネコの動画を見たとき、体内では2種類のホルモンに影響が生じます。



1つは「オキシトシン」というホルモン。信頼や好意に反応して分泌されるホルモンで、オキシトシンがたくさん分泌されると闘争心や恐怖心を減少させるといわれています。もう一方が「コルチゾール」と呼ばれるストレスに反応して分泌されるホルモン。ストレスに対応するため血圧を上昇させ、体を闘争・逃避に備えさせる効果があるといわれています。ネコの動画はオキシトシンを増加させ、コルチゾールの分泌量を低下させるため、疲れが取れたように感じるとのこと。



◆その2:水は最大の燃料



カフェインを避けてコーヒーを飲まない場合でも、水分はしっかりと摂取する必要があります。



体が脱水状態になると、疲労・錯乱・動悸・失神のような症状につながってしまいます。



成人の体の50〜65%は水分で構成されています。



そのうち2%〜3%の水分を失うと「喉が渇いた」と感じますが、わずか1%の水分を失っただけでも、精神的・肉体的な影響が出る可能性があります。



それは、水分が体中に栄養素を輸送する血液にとって重要な成分であるため。



血液は体が必要とする栄養素を絶えず送り続ける必要があるため、わずかな脱水でも体温を上昇させて鼓動を速くすることで、血流の低下を防ごうとするのです。



体温の上昇は眠気につながってしまうため、シャキッと目を覚ましたいならゴクゴク水を飲むのが効果的です。



◆その3:お気に入りの音楽で歌って踊る



眠気で体がふらふらしている、と感じたら、すかさずお気に入りの音楽をかけて思いっきり歌って踊りましょう。ダンスで体を動かしたり、思いっきり歌うと、体内では苦痛を軽減して幸福感をもたらすエンドルフィンが分泌されます。



また、お気に入りの音楽を聞くと、楽しみを感じたあなたの脳が活性化するため、ドーパミンセロトニン・オキシトシンのような気分を良くする化学物質が分泌されるため、好きな音楽で歌って踊ることで、ストレスが軽減されてバリバリ仕事ができるようになるわけです。



◆その4:太陽の光を浴びる



デスクワーカーは一日中オフィスに釘付け、という人も少なくないはず。しかし、日光が当たらない環境こそが眠気を誘う原因になることがあります。



ある研究では、明るい光が視床下部のニューロンを活性化させ、覚醒の維持に重要な効果を担っている「オレキシン」と呼ばれる神経伝達物質を分泌することが分かっています。



そのため、眠気を感じたらオフィスにこもりきりにならずに太陽の下を散歩することにより、シャキッと眠気が覚めるはずです。