学生の窓口編集部

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ビジネスシーンでは「アジェンダ」や「コミット」といった、さまざまな「外来語」が使われています。確かに外来語をさらっと使うと格好いいですが、「何言ってるのかよく分からん」で終わることもしばしば。分かりやすく言い換えるのが分かりやすいでしょう。

ただ、どう言い換えればいいのかが問題ですよね。そこで今回は、外来語の「言い換え例」をご紹介したいと思います。

プレゼンでも活用できる? 正直分かりにくい外来語の言い換え
■覚えておけば逆に使いこなすことも可能!

実は文部科学省が「『外来語』の言い換え提案」というものを公開しています。公共機関である官庁では、外来語を使って伝え合いの障害が起こらないように、外来語の言い換えを提案しているのだそうです。その中から、ビジネスシーンなどでよく聞く外来語の言い換え例をピックアップしてみました。

●「アジェンダ」(agenda)
⇒検討課題、議題、行動計画

●「アセスメント」(assessment)
⇒影響評価、事前評価、査定

●「インキュベーション」(incubation)
⇒起業支援、起業家育成

●「インセンティブ」(incentive)
⇒意欲刺激、動機付け、奨励金、報奨金、優遇措置

●「オブザーバー」(observer)
⇒監視員、監督者、視察者 観察者

●「ガバナンス」(governance)
⇒統治

●「コミット」(commit)
⇒確約する、関与する

●「コンセンサス」(consensus)
⇒合意

●「コンプライアンス」(compliance)
⇒法令遵守、服薬遵守、遵守

●「サマリー」(summary)
⇒要約、総括、概要

●「スキーム」(scheme)
⇒計画、枠組み

●「スケールメリット」(scale merit)
⇒規模効果、規模利益
※scale meritは和製英語。英語では「economies of scale」

●「ソリューション」(solution)
⇒問題解決、解決支援、解決策

●「フォローアップ」(follow up)
⇒追跡調査、事後点検

●「プライオリティー」(priority)
⇒優先順位、優先権

●「ブレークスルー」(breakthrough)
⇒突破、打開、飛躍的前進

●「ポートフォリオ」(portfolio)
⇒資産構成、投資配分

●「ボトルネック」(bottleneck)
⇒支障、障害、妨げ

●「マスタープラン」(master plan)
⇒基本計画

●「リテラシー」(literacy)
⇒活用能力

ビジネスシーンで使われることのある外来語を20個ピックアップしてみました。「アジェンダ」や「コンセンサス」「プライオリティー」あたりはよく聞くのではないでしょうか。最近では某ダイエットジムのCMで「コミット」もよく聞くでしょう。

これらは、今回紹介したような日本語に言い換えられるのです。つまり、こうした意味であるということですね。

もし会議や打ち合わせの場で外来語が登場しても、言い換え例を覚えておけばどういった意味なのか理解できますし、逆に外来語を駆使した「デキる人っぽいプレゼン」をすることも可能です。ぜひ覚えてみてください!

文部科学省:「外来語」言い換え提案
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpba200501/shiryo/017.htm

(中田ボンベ@dcp)